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マーベル映画、たくさんあってどれから見ればいいの?おすすめの順番が知りたい!
「アイアンマン」や「アベンジャーズ」で知られるマーベル映画。ヒーローたちの活躍はかっこいいですよね。「アベンジャーズ」を見たいけど作品数が多すぎて、どの順番がいいか迷う…そんな経験はありませんか?
実は見る順番で、物語の面白さや感動が大きく変わることもあります。キャラクターの関係や伏線をもっと深く知りたいと思いませんか?
この記事では、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を最高に楽しむためのおすすめ視聴順を詳しく解説します。「公開順」と「時系列順」、あなたに合うのはどちらでしょう。
ぴったりの順番を見つけて、マーベルの世界を120%満喫しましょう。最高の体験があなたを待っています。
【この記事でわかること】
マーベル最新作「サンダーボルツ*」の見どころと公開前に観ておくべき作品
2025年2月公開の『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』に続き、全世界が注目するMCU映画『サンダーボルツ*』が、2025年5月2日に公開されました。
本作では、ウィンター・ソルジャーとして知られるバッキー・バーンズや、二代目ブラック・ウィドウのエレーナ・ベロワなど、アンチヒーローとも言える個性的なキャラクターたちが政府の指揮下でチームを結成。
予測不能な任務に挑む中で描かれる、彼らの協力、反発、そして深い人間関係のドラマが大きな見どころとなりました。また、チームを組織した謎の人物ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの真の目的も、物語に一層のスリルと深みを与えています。
『サンダーボルツ*』で描かれた彼らの活躍や葛藤をより深く味わうためには、キャラクターそれぞれの登場作品を振り返ることがおすすめです。
彼らがMCUで紡いできた過去の物語を知ることで、一つ一つのセリフや行動の背景にある想いが繋がり、映画の体験がより豊かで多層的なものになるでしょう。
具体的にどの作品を観ておくべきか、主要メンバーの登場作を中心に以下にまとめました。
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(バッキーの過去)
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(ヒーロー分裂とバッキー)
- 『アントマン&ワスプ』(ゴースト登場)
- 『ブラック・ウィドウ』(エレーナ、タスクマスター達)
- ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(バッキー、ウォーカー、ヴァル)
- ドラマ『ホークアイ』(エレーナのその後)
これらの作品群を改めて見返す際、MCU全体の時系列に沿って公開順に追体験するのも一興ですし、あるいは『サンダーボルツ*』で特に気になったキャラクターに焦点を当て、その人物が登場するエピソードを深掘りするのも、新たな発見があるでしょう。
例えば、エレーナの心情の変遷を追うなら『ブラック・ウィドウ』とドラマ『ホークアイ』を、バッキーの贖罪の旅路を再確認するなら『キャプテン・アメリカ』シリーズとドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を続けて観ることで、彼らの選択や感情の動きがより鮮明に浮かび上がってきます。
『サンダーボルツ*』は、単独の作品として楽しむこともできるでしょうが、MCUという壮大な物語の一部として捉え、これらの過去作と結びつけて考察することで、その魅力は何倍にも膨らむはずです。劇場で体験するであろう興奮に備え、あるいはこれから劇場へ足を運ぶ前の予習として、彼らの軌跡を辿ってみてはいかがでしょうか。
そうすることで、『サンダーボルツ*』で描かれるであろう一見トリッキーな彼らの物語が、より一層奥深く、そして愛すべきものとしてあなたの心に刻まれることでしょう。
マーベル映画を見るおすすめの順番
マーベル映画、特にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の魅力は、作品同士が物語的につながっている壮大な世界観と複雑に絡み合う物語。しかし、作品数が膨大ゆえ「どの順番で見ればいいの?」と悩む人も多いはずです。実は、視聴順こそがMCUを最大限に楽しむカギなのです。
公開順か、時系列順か、それとも推しヒーローを追うべきか。どの見方にも独自の魅力があります。
ここからは、初心者から熱狂的ファンまで、誰もが自分に最適な視聴順を見つけられるよう徹底解説します。最高のマーベル体験への扉を開きましょう。
公開順にマーベル映画を見るメリット
マーベル映画を公開された順番に観ていくのは、最もポピュラーで、多くのファンが推奨する楽しみ方です。この方法の最大の魅力は、何と言っても制作者が届けたかった物語の展開、キャラクターの登場、そして隠されたサプライズを、意図された通りに体験できる点にあります。
特に、各作品の最後に待ち受けるポストクレジットシーンは、次回作への重要な布石や驚きの仕掛けが満載です。公開順に追いかけることで、リアルタイムで作品を追いかけたファンと同じ興奮と感動を味わえるでしょう。
また、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)という作品同士が物語的につながっている壮大な世界観が、どのようにして創り上げられ、拡大していったのかを、まるで制作陣と共に歩むかのように体感できます。
新たなヒーローがどのように登場し、既存のヒーローたちとどう絡み合っていくのか。その過程を順を追って見届けることで、MCUの世界観への理解はより一層深まるはずです。
マーベル作品に初めて触れる方にとっては、最もスムーズに物語の世界へ入り込める、おすすめの視聴方法と言えるでしょう。
時系列順でストーリーを追うメリット
物語の中で実際に出来事が起こった順番、つまり時系列に沿ってマーベル映画を鑑賞するスタイルも人気を集めています。この見方の大きなメリットは、キャラクターたちの過去や、物語が持つ歴史的な背景をより深く理解できる点にあります。
例えば、第二次世界大戦時代を舞台にした『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、公開順では他の現代の物語の後に発表されました。しかし時系列順で観れば、キャプテン・アメリカの誕生秘話と、その後のアベンジャーズへと繋がる物語の原点を、より自然な流れで把握することができます。
ヒーローたちの成長や心情の変化、そして各出来事の間に存在する因果関係がよりクリアになるため、時に複雑に絡み合うMCUのストーリーラインも整理しやすくなります。
特に、複数の作品をまたいで巧妙に仕掛けられた伏線や、キャラクター同士の深い関係性をじっくりと味わいたい方にとっては、時系列順で観ることで、より濃密な没入感を得られるでしょう。物語の「なぜ?」を深く掘り下げ、壮大な歴史の流れを体感したい方にぴったりの順番です。
好きなキャラクターの作品から見る方法
広大なマーベル・ユニバースには、数えきれないほど魅力的なヒーローたちが活躍しています。
「特定のキャラクターが大好き!」「まずは“推し”の活躍だけをピンポイントで観たい!」そんなあなたには、そのキャラクターが主役、あるいは重要なキーパーソンとして登場する作品から見始める方法がおすすめです。
特定のヒーローの誕生の物語、成長の軌跡、そして胸躍る活躍に焦点を当てることで、より強く感情移入でき、そのキャラクターへの愛着もますます深まること間違いなしです。
MCU全体の大きな流れをすぐに把握するのは少し難しいかもしれませんが、まずは好きなキャラクターの物語を深く知ることが、マーベル作品の持つ無限の魅力に触れる素晴らしいきっかけとなるでしょう。
そこから派生して、関連する他のキャラクターや作品へと興味の翼を広げていくのも、また一興です。ここからは、特に人気の高いヒーローと、その関連作品シリーズをご紹介します。
スパイダーマンの映画シリーズ
「親愛なる隣人」スパイダーマンことピーター・パーカー。ヒーローとしての責任と、普通の高校生としての日常との間で揺れ動く彼の姿は、多くの人々の共感を呼んでいます。MCU版スパイダーマンは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを飾り、その後、単独主演作が制作されました。若さゆえの葛藤や、他のヒーローたちとの関係性が、彼の物語の大きな見どころです。
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
キャプテン・アメリカの映画シリーズ
高潔な精神と卓越したリーダーシップで知られるキャプテン・アメリカ、スティーブ・ロジャース。彼の物語は第二次世界大戦から現代に至るまで、MCUの根幹を成す重要な出来事を描き出しています。国への忠誠、仲間との友情、そして正義とは何かを問い続ける彼の姿は、数多くのファンの心を掴んで離しません。彼の視点からMCUの歴史を辿るのもおすすめです。
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
- 『アベンジャーズ』
- 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
アイアンマンの映画シリーズ
MCUの壮大な物語の始まりを告げたヒーロー、アイアンマンことトニー・スターク。天才的な頭脳と莫大な資産を持つ彼が、自ら開発したパワードスーツを身にまとい戦う姿は圧巻の一言。自信家でありながらも、時に苦悩し、人間味あふれる成長を遂げていくドラマが、彼の最大の魅力です。彼の物語は、MCU全体のトーンを決定づけたと言っても過言ではありません。
- 『アイアンマン』
- 『アイアンマン2』
- 『アベンジャーズ』
- 『アイアンマン3』
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
ソーの映画シリーズ
アスガルドの雷神、ソー。神の力を持つ彼の物語は、地球という枠を超え、広大な宇宙や神話の世界へと観る者をいざないます。当初は傲慢さが目立つ王子でしたが、地球での経験や数々の戦いを経て、真のヒーローへと成長を遂げます。豪快なアクションシーン、時に見せるコミカルな一面、そして家族や仲間との熱い絆のドラマが織りなす物語は必見です。
- 『マイティ・ソー』
- 『アベンジャーズ』
- 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『ソー:ラブ&サンダー』
ドクター・ストレンジの映画シリーズ
元天才外科医にして、至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)の称号も持つドクター・ストレンジ。不慮の事故でキャリアを絶たれた彼が、魔術と出会い、人知を超えた脅威から世界を守るために戦うことになります。時間を操る能力や、異次元の存在とのスリリングな攻防は、MCUに新たな次元の興奮をもたらしました。彼の知性と卓越した魔術は、アベンジャーズにとっても不可欠な力となります。
- 『ドクター・ストレンジ』
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』(カメオ出演)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
- 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
アントマンの映画シリーズ
身体のサイズを自由自在に縮小・拡大できる特殊なスーツをまとうアントマンことスコット・ラング。元々はプロの泥棒でしたが、ひょんなことからヒーローとしての道を歩むことになります。「量子世界」という、MCUの物語において極めて重要な概念が登場するシリーズでもあります。コミカルな作風と、心温まる家族愛のテーマが、本シリーズの大きな特徴です。
- 『アントマン』
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『アントマン&ワスプ』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの映画シリーズ
宇宙を舞台に、個性豊かなメンバーたちが大暴れするチーム、それがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。リーダーのスター・ロードことピーター・クイルを中心に、お尋ね者やはみ出し者たちが成り行きでチームを組み、銀河の危機を次々と救っていきます。往年の名曲が彩るノリの良い音楽、ブラックユーモア満載の会話劇、そして仲間同士の固い絆を描き、MCUの中でも独特の輝きを放つ人気シリーズです。
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『ソー:ラブ&サンダー』(一部メンバー登場)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
アベンジャーズシリーズだけを観る方法
「マーベル作品に興味はあるけれど、全作視聴する時間はなかなか…」
「どうせなら、ヒーローたちが大集結する一番エキサイティングなところを効率よく楽しみたい!」
そんなあなたに最適なのが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の“メインストーリー”である『アベンジャーズ』シリーズと、その物語に深く関わる重要作品に絞った鑑賞プランです。この方法なら、MCU世界の壮大な出来事の核心をスピーディーに掴み、ヒーローチームが繰り広げる圧巻のバトルを存分に堪能できます。
もちろん、各ヒーローの単独作品を観ることで、キャラクターへの愛着や物語への理解は格段に深まります。
しかし、まずは『アベンジャーズ』の物語を中心に追いかけることで、MCUならではのヒーローたちが交錯するクロスオーバーの醍醐味を、最も効率的に体験できるでしょう。
そして、この“メインディッシュ”を味わった後で、お気に入りのヒーローの単独作品を“深掘り”していくという楽しみ方も、MCUの魅力的なアプローチの一つです。
- 『アベンジャーズ』
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(アベンジャーズ分裂のきっかけ)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
これらの作品を中心に視聴すれば、アイアンマンやキャプテン・アメリカといった主要ヒーローたちの関係性の変化や、宇宙規模の脅威との戦いという、MCUの核心となる物語を追うことができます。
マーベル映画とは?知っておきたい基礎知識
「マーベル映画って、すごい数!どれから見ればいいの?」「そもそもマーベルって何?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
マーベル映画とは、アメリカの「マーベル・コミック」という出版社のヒーローたちが活躍する実写映画シリーズのことです。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンなど、個性的なヒーローたちが、迫力あるアクションと壮大な物語で、世界的に高い人気を得ています。
さあ、あなたもマーベル映画の世界へ!ここからは、まず押さえておきたい基本を分かりやすく解説します。これを読めば、マーベル映画をより深く楽しめるようになるでしょう。
マーベルとはどんな作品?
マーベルとは、元をたどればアメリカのコミック出版社「マーベル・コミック」が生み出したヒーローたちの総称です。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、スパイダーマンなど、数多くの人気キャラクターがここから誕生しました。
そして、これらの魅力的なキャラクターと物語を実写化したのがマーベル映画です。各ヒーローが持つ特殊能力や内面の葛藤、ヒーロー同士の人間関係が掘り下げられ、アクション要素に加え、人間ドラマも描かれており、幅広い層から支持されています。子供から大人まで、多くの人々を惹きつけるエンターテイメント作品群、それがマーベル作品なのです。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の意味と特徴
マーベル映画を語る上で欠かせないのが「MCU」というキーワードです。「マーベル・シネマティック・ユニバース(Marvel Cinematic Universe)」の略で、マーベル・スタジオが製作する映画シリーズ全体が、一つの同じ世界観を共有していることを意味します。
MCUの最大の特徴は、各作品のストーリーや登場人物が密接にリンクしている点です。例えば、『アイアンマン』での出来事が、『キャプテン・アメリカ』の物語に影響を与えるという具合です。そのため、公開順や物語の時系列に沿って鑑賞することで、個々の作品の魅力はもちろん、MCUという壮大な物語全体の深みと面白さをより一層堪能しやすくなります。この「繋がり」こそが、MCUを他の映画シリーズと異なる特徴的な存在にしています。
アベンジャーズシリーズとは?
「アベンジャーズ」シリーズは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも特に重要な位置を占める作品群です。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクなど、それまで個別の作品で活躍してきた複数のヒーローが一堂に会するクロスオーバー作品で、地球や宇宙の存亡に関わる脅威に立ち向かう姿を描きます。
MCUの物語における重要な出来事が描かれることが多いのが特徴です。各ヒーローの単独映画がアベンジャーズへの伏線となったり、逆にアベンジャーズでの事件がその後の単独映画に影響を与えたりと、相互に深く関連しています。MCUの全体像を掴む上で、アベンジャーズシリーズの鑑賞は物語の理解を深めるのに役立つでしょう。
マーベル映画のフェーズ、サーガについて解説
膨大な数の作品から成るMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を理解する上で、「フェーズ」と「サーガ」という区切りを知っておくと非常に便利です。
MCUの物語は、いくつかの「フェーズ」と呼ばれる章に分けられています。各フェーズは特定のテーマや方向性を持ち、複数の映画やドラマシリーズで構成されます。そして、これらのフェーズをいくつかまとめた、より大きな物語の区切りが「サーガ」です。
例えば、MCUの最初の3つのフェーズは「インフィニティ・サーガ」と総称され、強大な敵サノスとの戦いを軸とした壮大な物語が展開されました。このようにフェーズやサーガで区切って捉えることで、MCU全体の流れを把握しやすくなり、どの作品から、あるいはどの順番で見るかといった鑑賞計画を立てる上でも役立ちます。
マーベル映画一覧を公開順に紹介
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には、魅力的なヒーローたちが織りなす壮大な物語が広がっています。しかし、作品数が多く、どの順番で観れば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
「せっかく観るなら、映画の世界観を最大限に楽しみたい!」
そう考える方なら、きっと視聴する順番にもこだわりたいはず。MCUには様々な視聴順が存在しますが、特に初めての方や、物語全体の流れを把握したい方には「公開順」での視聴が推奨されます。
なぜなら、公開順で観ることで、製作陣が意図したサプライズや伏線を公開当時の視点で体験しやすくなります。さらに、ヒーローたちの登場や成長の軌跡を、公開の流れに沿って追体験できるという側面もあります。
ここからは、MCUの全映画作品を「公開順」にまとめたリストをご紹介します。このリストを参考に、マーベル世界の壮大な冒険へと旅立ちましょう!
インフィニティ・サーガの作品一覧
まずは、MCUの物語の第一章にあたる「インフィニティ・サーガ」の作品一覧です。このサーガは、アベンジャーズの結成から、宇宙全体を揺るがす強大な敵サノスとの最終決戦までを描いています。
フェーズ1からフェーズ3までの全23作品で構成されており、各ヒーローの誕生や、彼らが集結していく過程が丁寧に描かれています。
以下の表で、公開された順番に作品を確認してみましょう。この順番で見ていくことで、各作品間の繋がりや伏線を理解しやすくなるでしょう。お気に入りのヒーローを見つけながら、壮大な物語の始まりを体験してください。
フェーズ | 公開年 (日本) | 作品名 |
---|---|---|
フェーズ1 | 2008年 | アイアンマン |
2008年 | インクレディブル・ハルク | |
2010年 | アイアンマン2 | |
2011年 | マイティ・ソー | |
2011年 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | |
2012年 | アベンジャーズ | |
フェーズ2 | 2013年 | アイアンマン3 |
2014年 | マイティ・ソー/ダーク・ワールド | |
2014年 | キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー | |
2014年 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | |
2015年 | アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン | |
2015年 | アントマン | |
フェーズ3 | 2016年 | シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ |
2017年 | ドクター・ストレンジ | |
2017年 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス | |
2017年 | スパイダーマン:ホームカミング | |
2017年 | マイティ・ソー バトルロイヤル | |
2018年 | ブラックパンサー | |
2018年 | アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー | |
2018年 | アントマン&ワスプ | |
2019年 | キャプテン・マーベル | |
2019年 | アベンジャーズ/エンドゲーム | |
2019年 | スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム |
マルチバース・サーガの作品一覧
「インフィニティ・サーガ」の壮大な物語が完結し、次なる章として幕を開けたのが「マルチバース・サーガ」です。このサーガでは、「マルチバース(多元宇宙)」が重要なテーマの一つとなり、物語がより複雑かつ広大なものへと展開されています。
フェーズ4から始まり、現在も進行中のこのサーガでは、新たなヒーローの登場や、既存ヒーローたちのその後が描かれます。インフィニティ・サーガで起こった出来事が、新たな物語にどのように影響していくのかも見どころの一つです。
以下の表で、マルチバース・サーガの作品を公開順に確認し、MCUの新たな展開を追いかけていきましょう。2025年6月時点の公開予定を含むリストです。これからの視聴計画の参考にしてください。
フェーズ | 公開年 (日本) | 作品名 |
---|---|---|
フェーズ4 | 2021年 | ブラック・ウィドウ |
2021年 | シャン・チー/テン・リングスの伝説 | |
2021年 | エターナルズ | |
2022年 | スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム | |
2022年 | ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス | |
2022年 | ソー:ラブ&サンダー | |
2022年 | ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー | |
フェーズ5 | 2023年 | アントマン&ワスプ:クアントマニア |
2023年 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 | |
2023年 | マーベルズ | |
2024年 | デッドプール&ウルヴァリン | |
2025年2月14日 | キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド | |
2025年5月2日 | サンダーボルツ* | |
公開日未定(制作中) | ブレイド | |
フェーズ6 | 2025年7月25日全米公開予定、日本公開日未定 | ファンタスティック・フォー |
2026年5月1日全米公開予定、日本公開日未定 | アベンジャーズ:ドゥームズデイ | |
2027年5月7日全米公開予定、日本公開日未定 | アベンジャーズ シークレット・ウォーズ |
マーベル映画全作品のあらすじ【フェーズ別】
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の壮大な物語は、「フェーズ」と呼ばれる複数の章で構成されています。それぞれのフェーズでは新たなヒーローが登場したり、物語が複雑に絡み合ったりしながら、より大きな物語へと繋がっていきます。
この記事では、各フェーズの主要な映画作品のあらすじを分かりやすくご紹介します。MCUのどの作品から観始めたら良いか迷っている方も、これを読めば物語全体の大きな流れを掴むことができるはずです。さあ、あなたもMCUという壮大な宇宙への冒険を始めましょう。
フェーズ1の映画作品
MCUの物語の原点の一つがフェーズ1です。アイアンマンの誕生からアベンジャーズの結成まで、6つの作品を通してヒーローたちのオリジンストーリーと、彼らが初めて力を合わせる瞬間が描かれます。
このフェーズで巧妙に仕掛けられた伏線は、後の物語をより深く、面白くしていきます。個々の作品と、それらが紡ぎ出す物語の始まりにご注目ください。それでは、各作品のあらすじを順番に見ていきましょう。
アイアンマン(2008年)
巨大軍事企業の社長であり、天才発明家でもあるトニー・スターク。彼は自社兵器のデモンストレーションのため訪れたアフガニスタンでテロリストに襲われ、胸部に致命的な傷を負いながら拉致されてしまいます。
捕虜となったトニーは、敵の要求するミサイル開発を拒否し、限られた資源の中で、自身の生命維持装置と強力なパワードスーツを開発します。
このスーツを使って脱出に成功したトニーは、自社の兵器が悪用されている現実を知り、その償いのため、そして世界を守るために「アイアンマン」となることを決意します。この作品は、MCU全体の初期を代表する作品の一つであり、トニー・スタークという魅力的なキャラクターの誕生を描いています。
インクレディブル・ハルク(2008年)
科学者ブルース・バナーは、実験中の事故により大量のガンマ線を浴びてしまいます。その結果、怒りを感じると緑色の巨人「ハルク」へと変身する特異体質になってしまいました。
自身の力を制御できず、破壊を引き起こしてしまうことに苦悩するブルース。彼は治療法を求め、軍の追跡を逃れながら世界中を放浪します。
しかし、彼の力を軍事利用しようとするロス将軍や、ハルクと同等の力を持つ怪人アボミネーションとの戦いに巻き込まれていきます。ハルクの苦悩とオリジンを描いたストーリーであり、『アイアンマン』とは異なるダークな雰囲気が特徴です。MCUの広がりを感じさせる作品となっています。
アイアンマン2(2010年)
アイアンマンであることを世界に公表したトニー・スターク。彼はその圧倒的な技術力で世界の平和維持に貢献しようとしますが、アメリカ政府からはスーツの引き渡しを要求されます。
さらに、スターク家に恨みを持つ謎の男イワン・ヴァンコが、自身で開発したアーク・リアクター技術を用いた武器でトニーの前に現れます。自身の生命維持装置であるアーク・リアクターの動力源に起因する問題にも苦しむ中、トニーは新たな脅威と自身の問題に立ち向かわなければなりません。
国際的なスパイ組織S.H.I.E.L.D.や、後のアベンジャーズメンバーとなるキャラクターも登場し、物語の繋がりを示唆する要素が含まれる一作です。
マイティ・ソー(2011年)
神々の国アスガルドの王オーディンの息子、ソー。彼は強大な力を持つ戦士ですが、傲慢で好戦的な性格が原因で父の怒りを買い、地球へと追放されてしまいます。
力を失ったソーは、地球で天文学者のジェーン・フォスターらと出会い、人間性や謙虚さを学んでいきます。一方、アスガルドではソーの弟ロキが王位を狙い陰謀を巡らせていました。
ソーは真のヒーローとして覚醒し、地球とアスガルド、二つの世界を守るために立ち上がることができるのでしょうか。神話の世界と現代の地球が交差する、スケールの大きな物語が展開されます。
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)
第二次世界大戦下のアメリカ。病弱だが強い愛国心と正義感を持つ青年スティーブ・ロジャースは、軍の極秘計画「スーパーソルジャー計画」の被験者に志願します。
実験は成功し、彼は超人的な身体能力を持つ「キャプテン・アメリカ」へと生まれ変わります。ナチスの極秘科学部門ヒドラを率いる宿敵レッドスカルの野望を阻止するため、キャプテン・アメリカは仲間たちと共に戦場へと向かいます。
高潔な精神を持つヒーローの誕生と、彼のその後に繋がる運命を描いた作品です。MCUの時系列において過去の重要な出来事を描いた物語であり、後のアベンジャーズへと繋がる伏線が多く散りばめられています。
アベンジャーズ(2012年)
地球侵略を企む邪神ロキと、彼が率いる異星人の軍隊によって、世界は未曾有の危機に直面します。国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーは、この脅威に対抗するため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクといった最強のヒーローたちを集結させる「アベンジャーズ計画」を実行に移します。
しかし、それぞれ異なる背景を持つヒーローたちは、チームとして結束するまでに時間を要します。果たして彼らは、意見の対立や葛藤を乗り越え、地球を救うことができるのでしょうか。
MCUフェーズ1の主要な作品の一つであり、ヒーローたちが初めて集結する様子が描かれています。
フェーズ2の映画作品
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ2は、『アイアンマン3』で幕を開け、『アントマン』で一つの区切りを迎えます。このフェーズでは、『アベンジャーズ』での壮絶な戦いを乗り越えたヒーローたちが、それぞれ抱えるトラウマや新たな課題に真摯に向き合う姿が、より深く描かれています。
特徴的な点として、宇宙を舞台に活躍する新たなヒーローチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が登場します。彼らの物語はMCUの世界観に新たな広がりをもたらしました。そして、アベンジャーズは人類の脅威となる人工知能「ウルトロン」との新たな戦いに直面することになります。
個々のヒーローたちが紡ぐ物語が、どのように絡み合い、壮大なサーガへと繋がっていくのか。そのドラマにご注目ください。
アイアンマン3(2013年)
『アベンジャーズ』での死闘の末、トニー・スタークはPTSDに苦しんでいました。不眠と悪夢に悩まされ、次々と新型スーツ開発に没頭します。そんな中、謎のテロリスト「マンダリン」が世界を恐怖に陥れます。親友がテロに巻き込まれたことで、トニーはマンダリンに宣戦布告しますが、自宅を襲撃され全てを失ってしまいます。
スーツやエネルギーを失い孤立した状況で、マンダリンの背後に潜む陰謀と対峙することになります。果たしてトニーはトラウマを乗り越え、アイアンマンとして、そして一人の人間として再起できるのでしょうか。ヒーローの苦悩と成長を描く物語です。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)
『アベンジャーズ』の後、ソーは九つの世界の秩序回復に努めていました。一方、地球では天文物理学者のジェーンが、ロンドンで発生した重力異常を調査中に、宇宙の太古の力「エーテル」に寄生されてしまいます。エーテルは、宇宙を闇に変えようと企むダーク・エルフの指導者マレキスが狙うものでした。
エーテルの覚醒を知ったマレキスはアスガルドに侵攻。ジェーンの命は危険に晒されます。ジェーンを救うため、ソーは弟であり時に敵対するロキに協力を求めることになります。兄弟の複雑な関係性と、宇宙の存亡をかけた戦いが描かれます。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)
現代に蘇ったキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして活動していました。しかし、組織が進める「インサイト計画」に疑問を抱く中、長官ニック・フューリーが襲撃されます。フューリーから「誰も信じるな」とUSBメモリを託されたスティーブは、組織から追われる身となります。
ブラック・ウィドウやファルコンと共に、S.H.I.E.L.D.内部の陰謀を探るスティーブ。そこに立ちはだかる暗殺者ウィンター・ソルジャーの正体は、スティーブにとって大きな衝撃を与えるものでした。信頼と裏切りが交錯するスパイ・スリラーです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)
幼い頃に地球から誘拐されたピーター・クイル(スター・ロード)は、宇宙のお宝を探すトレジャーハンター。ある惑星で強力な力を持つ「オーブ」を手に入れたことから、銀河征服を企むロナンに追われることになります。逃走中、彼は訳ありのメンバー、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルートと出会います。
最初は反発し合うも、共通の目的のため、個性的な面々は、銀河の危機に立ち向かうため「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」として協力することになります。ユーモアとアクション満載のスペースオペラです。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
アベンジャーズはヒドラからロキの杖を奪還。しかし、トニーは戦いの中で仲間を失う幻覚を見せられ、平和維持プログラム「ウルトロン計画」を秘密裏に進めます。ブルース・バナーの協力で完成した人工知能ウルトロンは、独自の判断に基づき人類にとっての脅威となる行動を開始します。
アイアンマン軍団を乗っ取り、人類滅亡を企むウルトロンに対し、アベンジャーズは再び集結。強化人間ワンダとピエトロ、そして新たな仲間ヴィジョンも登場し、チーム内の亀裂も描かれながら、壮絶な戦いが繰り広げられます。
アントマン(2015年)
元泥棒のスコット・ラングは、娘のために更生を誓うも仕事が見つからず、再び盗みに入ります。しかし、忍び込んだ邸宅で見つけたのは現金ではなく、奇妙なスーツでした。それは天才科学者ハンク・ピムが開発した、体を縮小できるアントマン・スーツだったのです。
ピム博士は、自身の技術を悪用しようとする弟子ダレン・クロスを止めるため、スコットに協力を依頼。スコットは娘のため、ヒーロー「アントマン」になることを決意し訓練に励みます。ユニークな能力とユーモアあふれるアクションが魅力です。
フェーズ3の映画作品
MCUフェーズ3は、アベンジャーズの内部分裂、宇宙最強クラスの敵サノスとの最終決戦、そしてその後の世界を描く、「インフィニティ・サーガ」における重要なクライマックスの一つです。
多数のヒーローが登場し、物語は怒涛のクライマックスへ。これらの作品群は、多くの観客に支持されました。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
ヒーローたちの活動を国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」を巡り、アベンジャーズの意見が対立します。キャプテン・アメリカはヒーローの自由を主張し、アイアンマンは管理の必要性を訴えます。かつての仲間たちが二つのチームに分かれ、互いの信念をかけて激突することになります。
この作品では、友情と正義の間で揺れるヒーローたちの苦悩が深く描かれています。また、スパイダーマンとブラックパンサーがMCUに初登場する重要な作品でもあります。アベンジャーズのメンバー間で意見が対立し、袂を分かつことになる展開は、その後のMCU全体に大きな影響を与えました。
ドクター・ストレンジ(2017年)
天才的な外科医スティーヴン・ストレンジは、不慮の事故で両手の機能を失ってしまいます。失意の中、彼はあらゆる治療法を探し求め、神秘的な魔術の世界へと足を踏み入れることになります。カマー・タージで修行を積み、やがて至高の魔術師ソーサラー・スプリームとして覚醒していく物語です。
この作品によって、MCUの世界に「魔術」という要素が加わりました。時間や空間を操る魔術の映像表現が特徴的で、これまでのMCU作品とは異なる雰囲気を持つ世界観が描かれています。ドクター・ストレンジは、今後のアベンジャーズにおいて重要な役割を担うことになります。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年)
ノリとユーモアで銀河を守る、おなじみのならず者チーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。本作では、リーダーであるピーター・クイル(スター・ロード)の出生の秘密が明かされます。自身の父親を名乗る謎の男エゴと出会い、ピーターは自身のルーツを探ることになります。
前作同様、笑いと感動、そして最高の音楽が詰まった作品です。宇宙を舞台にした壮大な物語でありながら、テーマは「家族の絆」というテーマ。血の繋がりだけではない、仲間との強い結びつきが描かれています。ガーディアンズらしい、心温まるストーリーを楽しめます。
スパイダーマン:ホームカミング(2017年)
「シビル・ウォー」でアベンジャーズの内戦に参加した高校生ピーター・パーカー。憧れのトニー・スターク(アイアンマン)から貰った特製スーツを身にまとい、地元ニューヨークでヒーロー活動に励みます。しかし、まだ未熟な彼は失敗を繰り返しながら、真のヒーローへと成長していくことになります。
本作は、若きスパイダーマンの悩みや葛藤が描かれた青春ヒーロー物語です。アイアンマンとの師弟関係や、友人との学園生活など、これまでのヒーロー像とは違う魅力があります。ヴィランのバルチャーとの戦いを通して、ピーターが大きな責任に目覚めていく姿が見どころです。
マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)
アスガルドの王子ソーは、復讐に燃える姉ヘラの圧倒的な力の前に敗れ、遠く離れた惑星サカールへ飛ばされてしまいます。そこでは、かつての盟友ハルクが格闘チャンピオンとして君臨していました。ソーはアスガルドを救うため、ハルクや新たな仲間たちとチームを組み、ヘラとの最終決戦「ラグナロク」に挑みます。
これまでのシリアスな雰囲気から一転、ユーモアあふれる作品に仕上がっています。ソーとハルクの掛け合いや、個性的な新キャラクターたちが物語を盛り上げます。惑星サカールの奇妙でカラフルな世界観も魅力的です。後の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に繋がる展開も含まれています。
ブラックパンサー(2018年)
アフリカの超文明国家ワカンダ。若き国王ティ・チャラは、父の死後、国王とヒーロー「ブラックパンサー」という二つの使命を受け継ぎます。しかし、ワカンダの秘密を狙う敵や、王位を脅かす挑戦者が現れ、彼は国と民を守るために立ち上がります。
本作は、アフリカの文化や伝統の要素を取り入れた世界観が大きな魅力です。ヒーロー映画の側面と共に、社会的なテーマも扱っています。ティ・チャラの葛藤や成長、そしてワカンダという国の在り方を深く描いた、MCUの中でも注目される作品の一つです。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年)
宇宙最強の力を持つ6つのインフィニティ・ストーン。その全てを手に入れ、全宇宙の生命の半分を消し去ろうと企む最凶の敵サノスがついに動き出します。アベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、全宇宙の命運を懸けてサノスに立ち向かいますが、その圧倒的な力の前にヒーローたちは次々と倒れていきます。
これまでのMCU作品の要素が結集した本作は、多くの観客に衝撃を与えました。多くのヒーローが集結する壮大なスケールと、絶望的な状況下での戦いが描かれます。多くの観客にとって予想外の結末は、続編「エンドゲーム」への期待を最高潮に高めました。
アントマン&ワスプ(2018年)
「シビル・ウォー」での戦いの結果、自宅軟禁状態にあるスコット・ラング(アントマン)。そんな彼の前に、かつての仲間であるホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ)とハンク・ピム博士が現れます。彼らは、量子の世界に閉じ込められた初代ワスプを救い出すため、スコットに協力を求めます。
「インフィニティ・ウォー」の緊迫感とは対照的に、本作はコミカルで明るい雰囲気が特徴です。しかし、物語の鍵となる「量子の世界」は、「アベンジャーズ/エンドゲーム」において重要な役割を果たします。アントマンとワスプの息の合ったコンビネーションも見どころの一つです。
キャプテン・マーベル(2019年)
1995年、記憶を失った女性ヴァースは、クリー帝国のエリート特殊部隊「スターフォース」の一員として活躍していました。しかし、任務中に敵であるスクラル人の襲撃を受け、地球に不時着してしまいます。そこで若き日のニック・フューリーと出会い、自身の過去と驚くべき力の秘密を知ることになります。
本作は、強力なヒーローの一人であるキャプテン・マーベルの誕生を描く物語です。90年代のカルチャーが随所に散りばめられているのも魅力。アベンジャーズ結成のきっかけや、ニック・フューリーが眼帯をする理由など、MCUの重要な過去が明かされます。
アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
サノスによって全宇宙の生命の半分が消し去られた世界。残されたアベンジャーズのメンバーたちは、失われた仲間たちを取り戻し、宇宙に平和を取り戻すため、最後の戦いに挑みます。それは、過去を変えるという壮大な作戦でした。
「インフィニティ・サーガ」の完結編の一つです。これまでのMCU作品で描かれてきた全ての物語が、この作品に集約されます。ヒーローたちの決意と犠牲、そして仲間との絆が描かれ、観る者の心を揺さぶります。MCUの歴史において重要な作品の一つとして位置づけられています。
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)
「エンドゲーム」後の世界。ピーター・パーカーは、夏休みに友人たちとヨーロッパ旅行へ出かけます。しかし、そこでニック・フューリーと出会い、新たな脅威「エレメンタルズ」との戦いに巻き込まれてしまいます。偉大な師であるトニー・スタークを失ったピーターは、その喪失感を乗り越え、真のヒーローとして覚醒できるのでしょうか。
本作は、「インフィニティ・サーガ」のエピローグ的な位置づけの作品であり、フェーズ3の締めくくりとなる作品です。ポスト・エンドゲームの世界で、人々がどのように変化に適応しているかが描かれます。新たなヒーロー(?)ミステリオの登場や、物語の最後に明らかになる展開も見逃せません。
フェーズ4の映画作品
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を描くフェーズ4は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にとって、新たな物語とキャラクターが登場し、新時代の展開を示唆する段階です。失われたヒーローたちへの喪失感を抱えながらも、世界は着実に前進を続けます。
このフェーズでは、個々のヒーローがより深く掘り下げられ、これまで語られなかった彼らの過去が明らかになる一方、新たに「マルチバース(多元宇宙)」という壮大な概念が導入されることで、MCUの世界観は飛躍的な広がりを見せました。それでは、フェーズ4を彩った各映画作品を詳しく見ていきましょう。
ブラック・ウィドウ(2021年)
アベンジャーズの初期メンバーでありながら、これまで単独映画がなかったブラック・ウィドウ、ナターシャ・ロマノフの過去が明かされる作品です。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の出来事の後、アベンジャーズから離れたナターシャが自身の過去と向き合うことになります。
彼女が「レッドルーム」と呼ばれるスパイ養成機関で訓練を受けていた時代の「疑似家族」との再会や、レッドルームの恐るべき陰謀との対決が描かれます。スパイアクションとしての面白さはもちろん、ナターシャの人間性や苦悩、そして彼女がヒーローとして活動する背景が描かれています。
他のアベンジャーズメンバーが登場しない独立したストーリーでありながら、MCU全体の時間軸の中でも重要な位置づけを持つ一作です。
シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年)
MCUに新たな風を吹き込む、アジア系スーパーヒーロー、シャン・チーの誕生を描いた物語です。サンフランシスコで平凡なホテルマンとして暮らしていたシャン・チー。しかし、彼には伝説的な犯罪組織「テン・リングス」のリーダーである父から受け継いだ、封印していた過去がありました。
父が持つ神秘的な腕輪「テン・リングス」を巡る争いに巻き込まれ、シャン・チーは自身の宿命と向き合うことになります。親友ケイティとの軽快なやり取りや、カンフーアクションが特徴の一つです。特にバスでの戦闘シーンは圧巻の一言。
神秘的な力や伝説の生き物なども登場し、これまでのMCU作品とは一味違う、オリエンタルな雰囲気も魅力です。新たなヒーローの活躍に胸が躍る、アクションエンターテイメント作品と言えるでしょう。
エターナルズ(2021年)
数千年もの間、地球と人類を陰から見守り続けてきた不死の種族「エターナルズ」の物語です。彼らは宇宙の創造主であるセレスティアルズによって遣わされ、人類を捕食する邪悪な種族「ディヴィアンツ」から守るという使命を帯びていました。
しかし、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後、新たな脅威が出現し、永い時を経てエターナルズは再び集結することになります。個性豊かな10人のエターナルズたちが、それぞれの能力や葛藤、そして人類に対する想いを抱えながら戦いに臨みます。
宇宙の歴史や人類史に関わる壮大な出来事が描かれ、MCUの世界観にさらなる広がりをもたらす作品です。アカデミー賞受賞監督クロエ・ジャオによる美しい映像と、ヒーローたちの深いドラマ性が融合した、ユニークな一作となっています。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2022年)
前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の衝撃的なラストで、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーであることが世界中に暴露されてしまった後の物語です。ピーターは人々の記憶から自分がスパイダーマンであることを消すため、ドクター・ストレンジに協力を求めますが、呪文の失敗によりマルチバースの扉が開いてしまいます。
その結果、過去の『スパイダーマン』シリーズに登場したヴィランたちが、次々とピーターのユニバースに現れてしまうのです。グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロといった強敵たちとの激しい戦いが繰り広げられます。
ピーターは彼らを元の世界に戻そうと奮闘しますが、それは重要な選択とその結果を伴うものでした。シリーズの集大成とも言える展開と、ファンにはたまらないサプライズが満載の、感動と興奮に満ちた作品です。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年)
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で開いてしまったマルチバースの扉が、さらなる混乱と脅威をもたらす物語です。元天才外科医にして最強の魔術師ドクター・ストレンジは、マルチバースを行き来できる能力を持つ少女アメリカ・チャベスと出会います。
彼女を狙う脅威から守るため、ストレンジはアベンジャーズ最強とも言われるワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)に助けを求めますが、事態は予想外の方向へと進んでいきます。様々なユニバースを巡る壮大な冒険と、サム・ライミ監督(初代『スパイダーマン』三部作などを手掛けた)によるホラーテイストの演出が見られるのが特徴です。
MCUにおけるマルチバースの概念をさらに深掘りし、今後の展開にも大きく関わってくる重要な作品と言えるでしょう。驚きのカメオ出演も見逃せません。
ソー:ラブ&サンダー(2022年)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと共に宇宙を旅していたソーの新たな物語です。神々のせん滅をもくろむ恐るべき敵「神殺しのゴア」が現れ、ソーは再び戦いに身を投じることになります。
そんな彼の前に、元恋人のジェーン・フォスターが、ソーのハンマー「ムジョルニア」を手にし、「マイティ・ソー」となって現れます。予想外の再会を果たした二人は、ヴァルキリーやコーグと共にゴアの脅威に立ち向かうことになります。
タイカ・ワイティティ監督(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)が再びメガホンを取り、ロックでポップな音楽と共に、ユーモアとアクション、そして愛や喪失といった感動的なテーマが描かれます。神々の世界や宇宙を舞台にした、宇宙規模の舞台設定を持つアクション作品が楽しめます。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年)
偉大な国王であり、ヒーロー「ブラックパンサー」でもあったティ・チャラを失ったワカンダ王国の物語です。国全体が悲しみに沈む中、ワカンダは新たな脅威に直面します。それは、神秘的な海の帝国「タロカン」とその指導者ネイモアの出現でした。
ワカンダは、愛する国王を失った喪失感を乗り越え、国を守るために立ち上がらなければなりません。ティ・チャラの妹シュリを中心に、オコエやナキア、ラモンダ女王たちが、それぞれの想いを胸に戦いに挑みます。そして、ワカンダの未来を担う新たなブラックパンサーが登場します。
故チャドウィック・ボーズマンへの追悼の意が込められた、感動的で力強い作品です。文化や伝統、そして継承というテーマが深く描かれています。
フェーズ5の映画作品
フェーズ5は、フェーズ4で提示された多元宇宙(マルチバース)の脅威が、より具体的かつ深刻な形で描かれる、「マルチバース・サーガ」の核心に迫る重要な局面です。新たな強敵の登場、ヒーローたちの世代交代、そして意表を突くチームアップなど、サーガの根幹を揺るがしかねないドラマが、このフェーズで濃密に展開されます。
これまでの物語を踏まえつつ、物語はさらにスケールアップ。各作品がどのように結びつき、サーガ全体の壮大な絵図にどう影響を与えていくのか、その一つひとつから目が離せません。映画ファンであればこそ、この複雑に織りなされる物語の謎を解き明かす醍醐味を、心ゆくまで堪能できるでしょう。
アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年)
フェーズ5の幕開けを飾る本作では、アントマンことスコット・ラングとワスプことホープ・ヴァン・ダインが、量子世界へと引きずり込まれるところから物語が始まります。スコットの娘キャシーが開発した装置が原因で、彼らだけでなく、初代アントマン&ワスプであるハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダインも一緒に量子世界へ。
そこは、時間や空間の概念が通用しない、奇妙で危険な未知の世界でした。彼らはそこで、マルチバース全体を脅かす恐るべき存在、「征服者カーン」と対峙することになります。カーンは時間を操る能力を持ち、その圧倒的な力はアベンジャーズにとっても大きな脅威となるでしょう。家族の絆と、想像を超えた世界の冒険が描かれる、マルチバース・サーガの重要な一作です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3(2023年)
銀河のならず者チーム、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの冒険がついに完結を迎えます。本作の中心となるのは、毒舌なアライグマ、ロケットの知られざる過去です。ロケットがなぜ今の姿になったのか、その悲しい秘密が明らかにされるとともに、彼の命を狙う新たな敵が登場します。
ピーター・クイルをはじめとするガーディアンズのメンバーたちは、仲間を救うため、そして宇宙の平和を守るために、再び危険なミッションに挑みます。笑いあり、涙あり、そして別れが描かれる本作は、シリーズの集大成と位置づけられる作品と言えるでしょう。ジェームズ・ガン監督がMCUで最後に手掛けた作品としても注目されました。
マーベルズ(2023年)
『キャプテン・マーベル』の続編にあたる本作では、3人の女性ヒーローが予想外の形でチームを結成します。宇宙最強のヒーロー、キャプテン・マーベル(キャロル・ダンヴァース)、彼女に憧れる高校生ヒーロー、ミズ・マーベル(カマラ・カーン)、そしてキャロルの旧友の娘であり、自身も特殊能力を持つモニカ・ランボー。
この3人は、ある出来事をきっかけに、それぞれの能力を使うたびにお互いの場所が入れ替わってしまうという奇妙な現象に見舞われます。力をコントロールできない状況の中、彼女たちは協力して宇宙規模の新たな脅威に立ち向かわなければなりません。タイプの違う3人がどのように連携し、成長していくのかが見どころです。MCUの未来を示唆する重要な要素も含まれています。
デッドプール&ウルヴァリン(2024年)
多くのファンが待ち望む、「俺ちゃん」ことデッドプールが遂にMCUの世界へ本格参戦を果たす予定の作品です。本作最大の目玉は、なんと言ってもヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが衝撃的なカムバックを遂げることでしょう。引退を撤回し、再び爪を構える姿は世界中のファンを熱狂させるに違いありません。
物語にはドラマ『ロキ』シリーズでお馴染みのTVA(時間変異取締局)も関与し、マルチバースを股にかけた大騒動が繰り広げられると予想されます。デッドプールらしい過激でユーモラスなR指定アクションと、お家芸である第四の壁を超えたメタ発言は健在となるでしょう。多くのサプライズやカメオ出演も盛り込まれ、マルチバース・サーガの中でも異彩を放つ、お祭り騒ぎのような一作となることが期待されます。
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2025年2月14日公開)
ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を経て、サム・ウィルソンが正式にキャプテン・アメリカの盾と称号を受け継いだ後の物語が描かれます。長年ファルコンとして活躍してきたサムが、星条旗の盾を背負う重圧と向き合いながら、新たなキャプテン・アメリカとして世界が直面する脅威に立ち向かいます。
本作では、過去作からサディアス・“サンダーボルト”・ロス(今回はハリソン・フォードが演じる)がアメリカ大統領として登場し、政治的な要素が物語の軸となる見込みです。サムは分断された現代社会においてヒーローとしての在り方を示し、リーダーとして成長する姿が描かれることが期待されます。新しい時代のキャプテン・アメリカの活躍にご期待ください。
サンダーボルツ*(2025年5月2日公開)
アベンジャーズとは一線を画す、アンチヒーローやヴィランたちで構成されたチーム「サンダーボルツ」がついにMCUに登場します。『ブラック・ウィドウ』のエレーナ・ベロワ、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のバッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)やU.S.エージェント(ワイアット・ラッセル)、『アントマン&ワスプ』のゴースト、『ブラック・ウィドウ』のタスクマスター、そして彼らを率いるヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ伯爵夫人といった、これまでの作品に登場した個性的なキャラクターたちが集結。
政府の指令を受けて危険な任務に挑むとされる彼らが、どのような活躍(あるいは暗躍)を見せるのか、非常に興味深い作品です。正義だけではない、ダークな側面を持つヒーローチームの物語に注目です。
ブレイド(公開日未定)
過去にウェズリー・スナイプス主演で映画化されたこともある、マーベルコミックの人気キャラクター「ブレイド」が、MCUの世界でリブートされます。人間とヴァンパイアの混血として生まれ、吸血鬼を狩る宿命を背負ったデイウォーカー、ブレイド。アカデミー賞俳優のマハーシャラ・アリが新たにブレイド役を務めることでも大きな話題となっています。
『エターナルズ』のポストクレジットシーンでその声だけが先行登場しており、MCUへの本格参戦が待たれていました。本作では、MCUの世界に存在するダークでオカルト的な側面が描かれると予想されており、これまでのMCU作品とは一味違った、ホラーテイストの強いアクション作品になる可能性があります。新たなヒーローの誕生に期待しましょう。
フェーズ6の映画作品
フェーズ6は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における「マルチバース・サーガ」の壮麗なる終幕です。フェーズ4、5を通じて複雑かつ広大に展開されてきた多元宇宙の物語群が、ここに集約され、圧巻のクライマックスを迎えます。
アイアンマン、キャプテン・アメリカといった伝説的な初期ヒーローたちが物語の第一線から退いた今、次世代のヒーローたちはいかにして結束し、MCU史上類を見ない脅威へと立ち向かうのでしょうか。
これまで巧妙に張り巡らされた無数の伏線が鮮やかに回収され、MCUの未来を形作るであろう物語の行く末は、長年のファンのみならず、多くの観客の心を捉えて離さないでしょう。期待高まる注目のラインナップから、いくつかの作品を深掘りしてご紹介します。
ファンタスティック・フォー(2025年7月25日公開予定)
ついに、マーベル最古のヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」がMCUに登場します。リード・リッチャーズ、スー・ストーム、ジョニー・ストーム、ベン・グリムの4人が、宇宙線を浴びたことで超能力を得て活躍する物語です。
過去にも映画化されていますが、MCU版ではどのような設定で、他のヒーローたちとどう関わっていくのか、大きな注目が集まっています。メンバーそれぞれの個性的な能力はもちろん、家族としての絆や、科学者であるリードがMCUのテクノロジーや多元宇宙にどう影響を与えるのかも見どころです。
新たなヴィランの登場や、既存キャラクターとの意外な共演も期待されます。
アベンジャーズ:ドゥームズデイ(2026年12月18日公開予定)
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』では、ヴィクター・フォン・ドゥーム(ドクター・ドゥーム)の脅威が中心に描かれると予想されます。
『ファンタスティック・フォー』などで伏線が張られると噂されるドクター・ドゥームが、本格的に多元宇宙全体を支配しようと動き出すのかもしれません。インフィニティ・サーガにおけるサノスのように、複数の作品をまたいで描かれてきた脅威との総力戦が予想されています。
ヒーローたちは、異なるユニバースの脅威にどう立ち向かうのでしょうか。新たなアベンジャーズのメンバー構成や、リーダーシップを誰が執るのかも焦点となります。壮大なスケールでの戦いは必至でしょう。
アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(2027年12月17日公開予定(US))
「マルチバース・サーガ」全体の完結編として位置づけられているのが、この『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』です。
原作コミックでは、異なるユニバースのヒーローやヴィランたちが「バトルワールド」と呼ばれる場所に集められ、壮絶な戦いを繰り広げるという、非常にスケールの大きな物語が描かれました。MCU版でも、これまでに登場した様々な世界のキャラクターたちが集結し、多元宇宙の存亡をかけた最終決戦に挑むと予想されています。
どのヒーローが登場するのか、そして物語がどのように締めくくられるのか、MCU史上最大級のイベントになることは間違いありません。ファンのあらゆる予想を超える展開が待っているかもしれません。
マーベル映画が見れるおすすめ動画配信サービス
マーベル作品、とりわけMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画やドラマは、その壮大な世界観とキャラクター群で高い人気を維持しています。
しかし、あまりの作品数の多さに「どの順番で見ればいいの?」「見たい作品はどこで配信されているの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
現在、数多くの動画配信サービスが存在しますが、マーベル作品の配信状況はサービスによって大きく異なります。ほとんどの作品を見放題で楽しめるサービスもあれば、一部はレンタルや購入が必要な場合も。また、話題のオリジナルドラマなど、特定のサービスでしか出会えない作品も見逃せません。
ここでは、マーベル映画を楽しむためにおすすめの動画配信サービスをいくつかご紹介します。それぞれの特徴やメリットを比較して、あなたにぴったりのサービスを見つける手助けができれば幸いです。自分に合ったサービスを選んで、壮大なマーベルの世界を存分に楽しみましょう。
Disney+(ディズニープラス)のメリット・特徴
MCU作品を網羅的に視聴する場合、Disney+(ディズニープラス)は最も作品数が多い主要な選択肢です。なぜなら、MCUの映画作品はもちろん、Disney+でしか見られないオリジナルドラマシリーズまで、圧倒的なラインナップを誇っているからです。「アイアンマン」から最新作まで、大半のMCU映画が見放題なのは大きな魅力と言えるでしょう。
さらに、「ワンダヴィジョン」や「ロキ」といったオリジナルドラマは、映画本編のストーリーを補完し、より深くマーベルの世界を理解するために必見です。これらのドラマは、今後のMCU作品にも繋がる重要な要素を含んでいることが多いです。
月額料金も比較的安価で、マーベル以外にもディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィック、スターの豊富なコンテンツを楽しめる点も嬉しいポイントです。高画質・高音質での視聴やダウンロード機能にも対応しており、快適な視聴環境が整っています。
主な配信作品 | 大半のMCU映画 Disney+オリジナルドラマシリーズ多数 |
月額料金(税込) | スタンダードプラン: 1,140円 プレミアムプラン: 1,520円 |
無料お試し期間 | なし (※提携サービス経由で特典がある場合あり) |
画質/音質 | 最大4K UHD/HDR ドルビーアトモス対応 (プレミアム) |
ダウンロード機能 | 〇 |
同時視聴 | スタンダード: 2台 プレミアム: 4台 |
運営会社 | ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |
こんな人におすすめ | マーベルをとことん楽しみたい オリジナルドラマも見たい ディズニー作品も好き |
TSUTAYA DISCASのメリット・特徴
動画配信サービスが主流となる中でも、TSUTAYA DISCASは根強い人気を持つDVD/Blu-rayの宅配レンタルサービスです。最大のメリットは、配信では扱っていない可能性のある旧作や、権利関係で配信が見送られがちなスピンオフ作品などもレンタルできる可能性がある点です。特に、ソニー・ピクチャーズ製作のスパイダーマン関連作品など、一部のマーベル映画は他の配信サービスでは見放題対象外となっていることがあります。
TSUTAYA DISCASなら、そうした作品も月額プランの範囲内でレンタル可能です。「定額レンタル8」プランなら、月に8枚まで新作・準新作をレンタルでき、旧作を含め月8枚までレンタルできるのがポイントです。
ネットで予約すれば自宅にディスクが届き、見終わったらポストに返却するだけという手軽さもポイントでしょう。配信サービスでは見つからない作品を探している方や、物理的なディスクで手元に置いておきたい方におすすめです。
サービス形態 | DVD/Blu-ray 宅配レンタル |
月額料金(税込) | 2,200円(定額レンタル8ダブル) |
レンタル可能枚数 (定額レンタルダブル) | 月8枚まで |
無料お試し期間 | 30日間 (定額レンタル8ダブル) |
取り扱い作品 | DVD/Blu-ray化されているほぼ全ての作品 |
運営会社 | カルチュア・エンタテインメント株式会社 |
こんな人におすすめ | 配信されていない作品も見たい DVD/Blu-rayでレンタルしたい 旧作をたくさん見たい |
U-NEXTでマーベル映画を見るメリット
U-NEXTは、見放題作品数が国内トップクラスを誇る動画配信サービスです。映画、ドラマ、アニメなど幅広いジャンルを網羅しており、マーベル作品も一部見放題で配信されています。ただし、Disney+と比較すると見放題対象のマーベル映画は限られる傾向にあります。比較的新しい作品や一部の作品は、ポイントを利用したレンタル視聴となることが多いです。
U-NEXTの大きなメリットは、毎月1,200円分のポイントが付与される点です(月額プランの場合)。このポイントを使えば、最新のレンタル作品や電子書籍の購入などに充てることができます。つまり、見放題対象外のマーベル最新作なども、追加料金なしで実質的に視聴できるチャンスがあるのです。
また、31日間の無料トライアル期間があり、その間にも600円分のポイントが付与されるため、サービスの使用感や見たい作品があるか気軽に試すことができます。
見放題作品数 | 32万本以上 |
マーベル作品 | 一部見放題、多くはレンタル (ポイント利用可) |
月額料金(税込) | 2,189円 |
無料お試し期間 | 31日間 |
付与ポイント | 毎月1,200ポイント (無料期間中は600ポイント) |
ダウンロード機能 | 〇 |
同時視聴 | 4台まで (同一作品は不可) |
運営会社 | 株式会社U-NEXT |
こんな人におすすめ | 幅広いジャンルの作品を見たい 毎月付与されるポイントを活用したい 無料期間で試したい |
Amazonプライムビデオの特徴と注意点
Amazonプライムビデオは、Amazonプライム会員の特典の一つとして利用できる動画配信サービスです。月額600円(または年額5,900円)という手頃な価格で、動画視聴だけでなく、Amazonでの送料無料やお急ぎ便無料、Prime Music、Prime Readingなどの多様なサービスが受けられるのが最大の魅力です。
マーベル作品に関しては、一部の映画やアニメが見放題対象に含まれることもありますが、時期によって変動があり、多くのMCU作品はレンタルまたは購入(別料金)となるケースが多いです。特に最新作や人気作は、見放題の対象外であることが一般的です。
そのため、マーベル作品を網羅的に見たいという目的だけであれば、他のサービスの方が適しているかもしれません。しかし、すでにプライム会員である方や、他のプライム特典も活用したい方にとっては、追加料金なしで楽しめる作品があるのはメリットと言えるでしょう。利用する際は、見たいマーベル作品が見放題対象か、それともレンタル・購入が必要かを事前に確認することが重要です。
作品数 | 非公開 |
マーベル作品 | 一部見放題、多くはレンタル/購入 |
月額料金(税込) | 600円 (または年額5,900円) |
学生料金 (Prime Student) | 月額300円 (または年額2,950円) |
無料お試し期間 | 30日間 (学生は6ヶ月間) |
ダウンロード機能 | 〇 |
同時視聴 | 3台まで (同一作品は2台まで) |
運営会社 | Amazon.com Inc. |
こんな人におすすめ | すでにプライム会員 他のプライム特典も利用したい 料金を抑えたい |
Huluでのマーベル映画配信状況
Huluは、国内外のドラマや映画、アニメ、バラエティなど、多彩なコンテンツを提供する動画配信サービスです。特に日本テレビ系のドラマやバラエティの見逃し配信に強いのが特徴です。
マーベル作品については、過去には一部の映画やドラマシリーズ(例:「エージェント・オブ・シールド」など)を配信していましたが、Disney+のサービス開始以降、MCU関連作品の配信は減少傾向にあります。2025年現在、Huluで見放題視聴できるMCU映画はほとんどありません。一部の作品が期間限定で配信されたり、レンタル(都度課金)で視聴可能になったりすることはありますが、網羅的に楽しむのは難しい状況です。
ただし、マーベル原作のアニメシリーズや、ソニー・ピクチャーズ製作のスパイダーマン関連アニメなどは配信されている場合があります。Huluの利用を検討する場合は、マーベル作品目当てというよりは、他のドラマや映画、アニメ、特に日テレ系コンテンツを楽しみたいという目的が主となるでしょう。
見放題作品数 | 14万本以上 |
マーベル作品 | MCU映画はほぼ配信なし、一部アニメ等あり |
月額料金(税込) | 1,026円 |
無料お試し期間 | なし (※キャンペーン等で実施される場合あり) |
ダウンロード機能 | 〇 |
同時視聴 | 4台(同一作品は最大2台まで) |
運営会社 | HJホールディングス株式会社 |
こんな人におすすめ | 日テレ系ドラマ・バラエティが好き 海外ドラマをよく見る マーベル以外の作品も幅広く見たい |
マーベル映画の視聴順番についてよくある質問
広大なマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。数多くのヒーローが織りなす物語は複雑に絡み合い、その全貌を掴むのは容易ではありません。「どの順番で観るのが最適解なのか?」これはMCUに触れる誰もが抱える悩みと言えるでしょう。
初めての方なら、どこから足を踏み入れるべきか。そして長年のファンでさえ、改めて理想の視聴体験を求めることがあるはずです。
ここでは、マーベル映画の視聴順番に関するよくある質問にお答えし、あなたのマーベル体験がより豊かになるためのヒントをお伝えします。
初めてマーベルを見る人におすすめの順番は?
マーベル映画を初めてご覧になる方には、ずばり「公開順」で視聴することをおすすめします。なぜなら、公開順は制作側が意図した物語の展開やサプライズを、最も自然な形で体験できる順番だからです。キャラクターの登場や伏線の回収などが、公開された順番通りに進むため、物語の流れをスムーズに理解できます。
例えば、後の作品で重要になる要素が、初期の作品のエンドクレジット後のおまけ映像で示唆されることもあります。時系列順で見ると、こうした制作側の意図した演出を見逃してしまう可能性も。まずは公開順に沿って、アイアンマンから始まる壮大な物語を追いかけていくのが、初心者にとって最も分かりやすく、興奮を味わえる方法と言えるでしょう。
公開順と時系列順、どちらで見るのが正解?
マーベル映画の視聴順番としてよく比較されるのが「公開順」と「時系列順」ですが、どちらが絶対的な正解というわけではありません。それぞれにメリットがあり、どちらを選ぶかはあなたの好みや目的次第です。
公開順は、先ほど述べたように制作側の意図した流れで物語を楽しめるのが最大の魅力です。一方、時系列順は、MCUの世界で起こった出来事を年代順に追体験できるため、物語の背景やキャラクターの関係性をより深く理解したい方におすすめです。
例えば、『キャプテン・マーベル』は公開順では後の方ですが、時系列では初期の物語となります。どちらの順番にも良さがあるので、ご自身の興味に合わせて選んでみてください。一度公開順で見た後に、時系列順で見返してみるのも面白いかもしれませんね。
映画を全部見る必要はある?一部作品だけでも楽しめる?
MCUの全作品を視聴するのは、確かに時間も労力もかかります。「全部見ないと楽しめないのでは?」と不安に思うかもしれませんが、そんなことはありません。もちろん、全作品を見ることで物語の繋がりや伏線を完全に理解でき、より深く楽しむことはできます。
しかし、MCUは個々の作品やシリーズ単体でも十分に魅力的な物語が描かれています。例えば、「アイアンマン」シリーズだけ、「キャプテン・アメリカ」シリーズだけ、あるいは「アベンジャーズ」シリーズだけを追いかけるという楽しみ方も可能です。
気になるヒーローや、評価の高い作品からピックアップして見てみるのも良いでしょう。まずは気軽に、興味を持った作品からマーベルの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたのお気に入りのヒーローや物語が見つかるはずです。
マーベル映画を見る順番まとめ
マーベル映画の視聴順番について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
初めてマーベル作品に触れるなら、「公開順」がおすすめです。映画が公開された順番に観ることで、作り手が意図したサプライズや物語の展開を最大限に楽しむことができます。
物語の深層やキャラクターたちの背景をじっくり追いかけたい方は、「時系列順」を試してみてはいかがでしょうか。作品世界の出来事を時間の流れに沿って体験することで、より深い理解と新たな発見があるはずです。どちらの順番で観るにしても、それぞれ違った魅力があり、あなたのマーベル体験を豊かなものにしてくれるでしょう。
もちろん、「全作品を観なければ!」と気負う必要はありません。気になるヒーローの作品だけをピックアップしたり、好きなシリーズから観始めたりするのも自由です。何よりも大切なのは、あなた自身がマーベルの世界に夢中になること。
この記事が、あなたにとって最高のマーベル視聴スタイルを見つけるきっかけとなれば幸いです。さあ、どのヒーローの物語から冒険を始めますか?壮大なMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界が、あなたを待っています!
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