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ポケモンにまつわる怖い都市伝説や裏設定には、どんなものがあるんだろう?

 

子供の頃、夢中になってプレイしたポケットモンスター。友達とポケモンを交換したり、対戦したりした思い出は、今でも色あせない宝物ではないでしょうか。しかし、私たちが知っているポケモンの世界には、実はあまり知られていない「裏の顔」があるとしたら、あなたはどう思いますか?

この記事では、そんなポケモンの世界に隠された、少し怖くて不思議な「都市伝説」を一覧にして徹底的に解説していきます。ゲンガーの正体が実はあのポケモンだったという説や、ライバルのラッタが途中でいなくなった衝撃の理由など、有名なものからマイナーなものまで幅広く集めました。

この記事を読めば、あなたが知っているポケモンの世界が、少し違って見えるようになるかもしれません。友達との話のネタにもなる、ポケモンの新たな一面を一緒に探求していきましょう。

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目次
  1. ポケモン都市伝説を楽しむ際の注意点
  2. ポケモン都市伝説の概要と背景
  3. 有名なポケモン都市伝説一覧
  4. 真相が判明したポケモン都市伝説
  5. 戦争とポケモン都市伝説
  6. ポケモン都市伝説に関するよくある質問
  7. ポケモン都市伝説まとめ

ポケモン都市伝説を楽しむ際の注意点

ポケモン都市伝説は、その多くがファンの考察や噂から生まれた非公式な物語です。公式設定とは異なる、あくまで「もう一つの物語」として楽しむための心構えや注意点を解説します。

都市伝説と公式設定の違いを理解しよう

ポケモン都市伝説を楽しむ上で最も大切なことは、それらが公式の設定ではないと理解することです。都市伝説は、ゲーム内の謎やキャラクターのセリフ、デザインの類似点など、プレイヤーが自由に想像を膨ませて生まれた二次創作の一種と言えます。

公式が発表している情報と、ファンが作り上げた物語を混同しないようにしましょう。これらの噂は、ポケモンの世界をより深く楽しむためのスパイスのようなものです。公式設定とは違うからと否定するのではなく、一つの面白い解釈として受け入れることで、ポケモンの世界がより豊かなものに見えてくるはずです。

情報の真偽を見極めるポイント

インターネット上には数多くのポケモン都市伝説が溢れていますが、そのすべてが信憑性のある情報とは限りません。情報の真偽を見極めるためには、まず「公式からの情報か」という視点を持つことが重要です。公式サイトや公式インタビューなどで言及されていない情報は、基本的にファンの考察や噂の域を出ません。

また、情報源が個人のブログや匿名の掲示板だけである場合も注意が必要です。複数の情報源を比較検討し、「〜という説がある」といった形で、断定せずに受け止める姿勢が大切になります。噂に惑わされず、冷静に情報を吟味する習慣をつけましょう。

不快な内容を避けるための心構え

ポケモン都市伝説の中には、キャラクターの死や残酷な描写など、人によっては不快に感じる可能性のあるテーマを扱っているものも少なくありません。特に、怖い話が苦手な方は注意が必要です。もし、読んでいて少しでも怖いと感じたり、気分が悪くなったりした場合は、無理に読み進めるのをやめましょう。

自分のペースで、楽しめる範囲の都市伝説だけを選んで読むことが大切です。すべての都市伝説を知る必要はありません。自分が心地よいと感じる距離感で、ポケモンのもう一つの世界を楽しむ心構えを持っておきましょう。

都市伝説への正しい向き合い方

ポケモン都市伝説は、作品に対する深い愛情があるからこそ生まれてくるものです。ファンがゲームの細かい部分まで注目し、「これはどういう意味だろう?」と考えることから物語は始まります。都市伝説に触れる際は、作り手の想像力やポケモンへの愛を尊重する気持ちを持つことが大切です。

公式設定とは違うからと頭ごなしに否定するのではなく、「こんな考え方もあるのか」と多様な解釈を楽しむ姿勢で向き合いましょう。都市伝説は、ポケモンの世界観をより多角的にし、新たな魅力を発見させてくれるきっかけにもなります。ルールを守って、豊かなポケモンの世界を楽しみましょう。

 

都市伝説はあくまで非公式の物語です。公式設定と混同せず、ひとつの「IFストーリー」として楽しむのがコツですよ。

 

ポケモン都市伝説の概要と背景

なぜポケモンにはこれほど多くの都市伝説が存在するのでしょうか。ここでは、都市伝説がどのように生まれ、広まっていったのか、その歴史的背景や仕組みについて掘り下げていきます。

ポケモン都市伝説の起源と歴史

ポケモン都市伝説の起源は、1996年に発売された初代『ポケットモンスター 赤・緑』の時代まで遡ります。当時はまだインターネットが普及しておらず、口コミやゲーム雑誌の片隅の情報が主な情報源でした。

ゲーム内の不可解な挙動や、意味深なセリフ、謎の多い設定などが、子どもたちの間で様々な憶測を呼び、「〇〇らしいよ」という形で噂が広がっていきました。特に、プログラムのバグを利用した裏技の存在が、「ゲームにはまだ隠された秘密があるはずだ」という探求心を煽り、多くの都市伝説が生まれる土壌となったのです。

都市伝説が広まる仕組み

かつては口コミが中心だった都市伝説の拡散は、インターネットの普及と共に大きく変化しました。個人のウェブサイトや匿名掲示板が登場すると、噂はまたたく間に全国へと広がるようになります。特に2000年代後半からは、SNSや動画共有サイトの台頭により、誰もが情報の発信者となれる時代になりました。

これにより、都市伝説は文章だけでなく、画像や動画を伴って、より説得力を持って拡散されるようになります。一つの投稿がきっかけで新たな都市伝説が生まれ、それが別の誰かによって考察され、物語がどんどん肉付けされていくのが現代の仕組みです。

世代ごとに異なる都市伝説の傾向

ポケモン都市伝説は、シリーズの歴史と共にその内容も変化してきました。初代ポケモンが発売された当時は、ゲームのデータやバグにまつわる、少し不気味でホラー要素の強い都市伝説が多く見られました。シオンタウンのBGMに関する噂などはその代表例です。

しかし、シリーズを重ねるにつれて、物語の伏線やキャラクター同士の関係性を考察するような、よりストーリー性の高い都市伝説が増えてきました。これは、ゲームの表現力が向上し、物語がより複雑で深みのあるものになったことが影響していると考えられます。

都市伝説のジャンルと分類

多岐にわたるポケモン都市伝説は、いくつかのジャンルに分類することができます。最も有名なのは、キャラクターの死や呪いなどを扱う「怖い話・ホラー系」でしょう。また、ゲームの設定の矛盾点や謎を考察する「設定考察系」も人気があります。

例えば、「ゲンガーはピクシーのゴーストタイプ」という説がこれにあたります。その他にも、キャラクターの意外な関係性に焦点を当てた「感動系」や、現実世界の出来事と関連付ける「陰謀論系」など、様々なジャンルが存在します。これらの分類を知ることで、自分の好みに合った都市伝説を見つけやすくなるでしょう。

 

昔は口コミ、今はSNSで…というように、都市伝説の広まり方も時代と共に変わってきたんですね。面白いです!

 

有名なポケモン都市伝説一覧

ここからは、特に有名で多くのファンに語り継がれてきたポケモン都市伝説を一覧でご紹介します。あなたの知っている噂はいくつあるでしょうか。

ゲンガーの正体はピクシー説

ゲンガーがピクシーのゴーストタイプだという説は有名ですが、公式な設定ではないため、誤りとは言えませんが正確性には限界があります。

バタフリーとモルフォンの進化逆説

「バタフリーとモルフォンの進化系列は、開発段階で逆だったのではないか」という説も有名です。これは、進化前のキャタピーとモルフォンのデザインに多くの共通点が見られることから生まれました。

黄色い体、大きな目、頭の触覚など、キャタピーはモルフォンに進化した方が自然に見えます。一方で、コンパンは手足や複眼といった特徴がバタフリーと似ています。ゲームフリークの杉森建氏はこの説を否定していますが、見た目の類似性から今なお根強く語り継がれている都市伝説です。

カラカラの悲しい生い立ち

公式設定に「しにわかれた ははおやの ほねを かぶっている」と記載されています。これは都市伝説として語られることもありますが、ポケモン図鑑に「しにわかれた ははおやの ほねを かぶっている」と明確に記されています。

さらに、初代ポケモンのシオンタウンに登場するガラガラの幽霊が、息子のカラカラをロケット団から守って命を落とした母親であるというストーリーと結びつき、この設定はより説得力を持つようになりました。 母親を想って夜空に浮かぶ月を見て鳴き声をあげるという設定も、多くの人の涙を誘いました。

ファイヤーの「にらみつける」は設定ミス説

伝説のポケモンであるファイヤーが、なぜかレベル51で「にらみつける」という基本的な技を覚えることについて、「これは設定ミスだったのではないか」という説があります。同じ三鳥であるサンダーやフリーザーが強力な技を覚えるのに対し、ファイヤーだけがなぜこの技なのかと疑問に思うファンは少なくありませんでした。

一説には、本来覚えるはずだった強力な技「ゴッドバード」と内部データが隣接していたため、設定を間違えてしまったのではないかと言われています。真相は謎ですが、伝説のポケモンの意外な一面として語られています。

通信進化は特定ペア限定だった説

ゴーストやゴーリキーなどが通信交換で進化する「通信進化」ですが、当初は「特定のポケモン同士の交換でしか進化しない限定的なものだった」という説があります。

例えば、ゴーリキーはカイリキーに、ゴーストはゲンガーに進化しますが、この二組が対の関係にあるとされ、ゴーリキーとゴーストを交換した場合のみ進化する仕様だったのではないかという考察です。しかし、特定の組み合わせでしか進化しないのは不便すぎるため、製品版ではどのポケモンと交換しても進化できるように変更された、と言われています。

メタモンはミュウのクローン失敗作説

メタモンがミュウのクローンという証拠はなく、都市伝説に過ぎません。

ライバルのラッタは死亡していた説

ラッタの死に関して公式な確認情報はありません。これは都市伝説に過ぎません。

ミミッキュの中身の正体

ピカチュウの姿を模した布を被っているミミッキュ。その布の中の正体については様々な憶測が飛び交っていますが、「その正体はポリゴンではないか」という説が有力視されています。アニメ版ポケットモンスターで、いわゆる「ポリゴンショック」事件を引き起こして以降、ポリゴンはアニメに登場しなくなりました。

世間から忘れられたポリゴンが、人気者であるピカチュウの姿を真似て、再び注目を集めようとしているのではないか、という悲しい考察です。布が破れると死んでしまうという設定も、この説の切なさを際立たせています。

インド象の存在する謎

ポケモンの世界には、実はポケモン以外の動物も存在することを示唆する描写があります。その代表例が「インド象」です。『赤・緑』のポケモン屋敷の日記にミュウが南米で発見されたと記されていたり、ライチュウの図鑑説明に「インドぞうでも きぜつする」と書かれていたりします。

このことから、ポケモンの世界は我々の住む現実世界と地続きであり、ポケモン以外の普通の動物も共存しているのではないか、と考察されています。なぜインド象という具体的な名前が出てきたのか、真相は謎に包まれたままです。

ポケモン以外の動物はどこにいる?

前述の「インド象」の存在から、「ポケモン以外の普通の動物はどこにいるのか?」という疑問が生まれます。アニメやゲーム内では、魚や鳥のような生き物が背景に描かれることはありますが、明確に「犬」や「猫」といった動物が登場することはありません。

一説には、ポケモンが誕生したことで、従来の動物たちは生態系での競争に敗れ、絶滅してしまったのではないか、と言われています。あるいは、ポケモンの世界の人々は、我々が動物と呼ぶ生き物をすべて「ポケモン」という大きなカテゴリで認識しているだけなのかもしれません。

ルージュラは人間とポケモンのハーフ説

人型の姿が特徴的なルージュラには、「人間とポケモンのハーフなのではないか」という都市伝説があります。その見た目が人間に近いことや、一部のファンからは性的な象徴として見られることがあったため、このような噂が生まれたと考えられます。

また、タマムシシティの池のそばにいる男性が「ポケモンと けっこん できますか?」と尋ねてくることも、この説を後押ししています。公式にはそのような設定は存在しませんが、ポケモンの世界の多様性を示す一つのエピソードとして語られています。

シオンタウンは異世界への入口説

ポケモンのお墓があるシオンタウンは、その不気味な雰囲気から多くの都市伝説を生み出してきました。その中でも、「シオンタウンは異世界やあの世への入口なのではないか」という説があります。

町の中心にあるポケモンタワーには多くのゴーストポケモンが出現し、最上階には亡くなったポケモンの魂を鎮める祈祷師たちがいます。ゲーム内でこれほど明確に「死」をテーマにした場所は他になく、この世とあの世の境界が曖昧になっている特別な場所だと考えられているのです。

挫折したトレーナーの末路

ポケモントレーナーとして旅立ったものの、夢破れてしまった者たちはどうなるのでしょうか。一部のファンの間では、「挫折したトレーナーの成れの果てが、ゴーストタイプのポケモンなのではないか」と囁かれています。

例えば、デスマスは元々人間だったという設定があり、フワンテは子どもの手を引いてあの世へ連れて行くと言われています。チャンピオンになるという大きな夢を抱きながらも、道半ばで命を落としたトレーナーの魂が、ポケモンとして現世をさまよっているのかもしれない、と考えると少し切ない気持ちになります。

ポケモン世界は未来の地球説

私たちが住む地球の遠い未来の姿が、ポケモンの世界なのではないか、という壮大な都市伝説があります。この説の根拠は、ポケモン以外の動物が存在しないことや、高度な科学技術(モンスターボールなど)が存在することです。

かつて地球で起きた大きな戦争や環境破壊によって、ほとんどの生物が絶滅し、生き残った一部の生物が特殊な進化を遂げて「ポケモン」になったのではないか、という考察です。ジムリーダーのタケシやマチスが戦争について言及するようなセリフがあることも、この説の信憑性を高めています。

赤いギャラドスは返り血で赤くなった説

『金・銀』で登場する色違いの「赤いギャラドス」は、本来の青い姿とは異なり、鮮やかな赤色をしています。この赤い色について、「無理やり進化させられたコイキングが暴れまわり、人間たちを襲った際の返り血で染まった色だ」という恐ろしい都市伝説があります。

ロケット団が「いかりの湖」で怪しい電波を流し、コイキングを強制的に進化させたというストーリーが元になっています。本来おとなしいコイキングが、苦しみの中でギャラドスになり、その怒りと憎しみが赤い体色として現れたのかもしれません。

デンボク達の故郷を滅ぼしたのはギャラドス説

『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するギンガ団のリーダー、デンボク。彼が故郷を離れヒスイ地方に来た理由として、「故郷がポケモンによって滅ぼされた」と語っています。この故郷を滅ぼしたポケモンが「ギャラドスではないか」という説がファンの間で考察されています。

デンボクはギャラドスに対して異常なほどの恐怖心を見せます。これは、かつて故郷でギャラドスが暴れまわり、多くのものを破壊した光景がトラウマになっているからではないか、と考えられているのです。

メガシンカはデオキシス由来の能力説

『X・Y』で登場したメガシンカは、ポケモンの秘められた力を一時的に解放する現象ですが、その起源は「宇宙ウイルスであるデオキシスに由来するものではないか」という説があります。デオキシスは、レーザーを浴びた宇宙ウイルスのDNAが突然変異して生まれたポケモンです。

メガシンカに必要なメガストーンやキーストーンが、このデオキシスの影響を受けた鉱石であり、それに含まれるエネルギーがポケモンの遺伝子を活性化させるのではないか、と考察されています。宇宙から来たポケモンが、新たな進化の可能性をもたらしたのかもしれません。

ジラーチの呪いの噂

1000年に7日間だけ目を覚まし、どんな願いも叶えると言われるジラーチ。しかし、その願いには「恐ろしい代償が伴う」という呪いの噂があります。映画『七夜の願い星 ジラーチ』では、ジラーチの力を悪用しようとした人物が悲惨な末路を辿りました。

このことから、ジラーチは純粋な心を持つ者の願いしか叶えず、邪な心で願った者には不幸が訪れるのではないかと言われています。また、ジラーチが目覚めている7日間は、不吉なことが起こりやすいという噂も存在します。

キンセツやシーキンセツにまつわる事故

ホウエン地方にあるキンセツシティは、地下にニューキンセツという施設があり、そこでは過去に大きな事故があったとされています。『オメガルビー・アルファサファイア』では、海上施設シーキンセツも登場し、ここでもエネルギー採掘に関わる事故や、職員の過労死といった暗い噂が語られています。

これらの施設は、人間の欲望によって自然のエネルギーを無理に利用しようとした結果、悲劇を生んだ場所として描かれており、ポケモンの世界の光と影を象徴する都市伝説の一つとなっています。

ジュカインの名前に隠された意味

ホウエン地方の草タイプの御三家、ジュカイン。その名前の由来は「樹海」であるとされていますが、一部のファンからは「自殺の名所である青木ヶ原樹海を暗示しているのではないか」という少し怖い考察がなされています。

ジュカインは森の奥深くに生息し、その姿を見ることは稀であるという設定も、この説に不気味さを加えています。もちろん公式がそのような意図を持っている可能性は低いですが、名前の響きから連想された都市伝説の一つです。

シンオウ神話と宇宙創造の関係

シンオウ地方に伝わる神話は、ポケモンの世界の成り立ちを描いており、非常に壮大です。その中心にいるのが、宇宙を創造したとされるアルセウスです。

神話によれば、アルセウスがディアルガ(時間)、パルキア(空間)、そしてギラティナ(反物質)を生み出し、世界が形作られたとされています。これは、現実世界の宇宙創成理論であるビッグバンを彷彿とさせます。ポケモンの世界が、神のような存在によって意図的に創られたことを示唆する、根源的なテーマを扱った物語です。

アルセウスとアカギは同一人物説

シンオウ地方の神話と、ギンガ団のボスであるアカギを結びつける興味深い都市伝説があります。それは、「アカギは、世界を創造したアルセウスの生まれ変わり、あるいはその一部なのではないか」という説です。

アカギは現在の不完全な世界を破壊し、完璧な新世界を創造しようとします。その思想は、まるで世界の創造主のようです。また、アカギという名前も「赤き」と読め、宇宙の始まりを連想させます。彼の歪んだ理想は、創造主の苦悩の現れだったのかもしれません。

アルセウスは古代巨人族の子孫説

創造神アルセウスには、さらに壮大な「古代巨人族の子孫ではないか」という都市伝説があります。レジギガスが大陸を引っ張って動かしたという神話がありますが、それよりも遥かに大きなスケールで宇宙を創造したアルセウスは、レジギガスをも超える巨大な存在だったのではないか、という考察です。

ゲーム内でのアルセウスの大きさは3.2mですが、それはあくまで仮の姿であり、真の姿は宇宙そのものに匹敵するほどの巨人だったのかもしれない、というロマンあふれる説です。

森の洋館に出る幽霊の話

シンオウ地方のハクタイの森にある「森の洋館」は、ポケモンシリーズ屈指のホラースポットとして有名です。この洋館では、少女や老人の幽霊が目撃されるという噂が絶えません。ゲーム内では、ある部屋で女の子の幽霊が一瞬だけ現れて消えたり、隣の部屋にいたはずの執事の幽霊が、こちらに移動してきたりといった怪奇現象が起こります。

この洋館で過去に何があったのか、公式には語られていませんが、その謎めいた雰囲気がプレイヤーの恐怖を煽り、様々な考察を生んでいます。

ミカルゲは罪人の魂が集まった存在説

ゴースト・あくタイプという珍しい組み合わせを持つミカルゲには、「108個の魂が要石に封じ込められている」という不気味な設定があります。図鑑説明によると、悪事を働いたため、108個の魂が寄せ集められてポケモンになったとされています。

この108という数字は、仏教における煩悩の数と同じであり、非常に意味深です。かつて悪事を働いた人々の魂が、一つのポケモンとして罪を償い続けているのかもしれない、と考えると、その存在自体が非常に重いものに感じられます。

「謎の場所」は臨死体験だった説

『ダイヤモンド・パール』で、特定の場所でバグ技を使うことで行ける「なぞのばしょ」。真っ暗な空間が無限に広がるこの場所は、一部のファンの間で「主人公が死ぬ間際に見る臨死体験の世界ではないか」と考察されています。

どこまでも続く暗闇、出口のない閉塞感、そして不安定なゲームの挙動が、死の世界を連想させるのです。もちろん、これは単なるプログラム上のバグですが、その不気味な雰囲気から、このような都市伝説が生まれました。

UMAとオウム真理教の関連

ユクシー、エムリット、アグノム(通称UMA)は、それぞれ知識、感情、意思を司る伝説のポケモンです。この三体に、「オウム真理教との関連があるのではないか」という都市伝説が存在します。

教団が重視した精神世界の三要素と、UMAが司る三つの要素が似ていることや、教団の教義を連想させる部分があるため、このような説が囁かれました。もちろん、これは偶然の一致である可能性が非常に高いですが、社会的な事件と結びつけて考察された珍しい例です。

ロトムの鳴き声に隠されたSOS

電化製品に入り込むことができるロトム。その鳴き声を逆再生すると、「助けて」という声に聞こえる、という都市伝説があります。これは、動画サイトなどで検証動画が投稿されたことで広まりました。

元々はプラズマだったロトムが、何らかの理由で機械に閉じ込められてしまい、助けを求めているのではないか、という考察です。真相は定かではありませんが、普段はいたずら好きで陽気に見えるロトムの、隠された悲しい一面を想像させる噂です。

ウォロとコギトの因縁

『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するウォロとコギト。二人は古代シロナの民の末裔ですが、その関係性には深い因縁があるのではないかと考察されています。ウォロは世界の真理を探究するあまり、ギラティナと手を組みヒスイ地方を破滅させようとしました。

一方、コギトは歴史を守り、伝承を語り継ぐ役目を担っています。これは、変革を求める者と伝統を守る者との対立構造であり、二人の祖先の間にも、同じような争いがあったのかもしれません。

『BW』というタイトルの真の意味

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』というタイトルには、「人種差別問題がテーマとして隠されているのではないか」という都市伝説があります。黒と白という対極の色をタイトルに冠し、ストーリーでは「理想」と「真実」という二つの対立する概念が描かれます。

舞台となるイッシュ地方は、アメリカのニューヨークがモデルとされており、多様な人種や文化が共存する場所です。こうした背景から、ポケモンという作品を通じて、人種間の対立と融和という深いテーマを投げかけているのではないかと考察されています。

ランクルスは妊娠を象徴している説

細胞のような姿をしたランクルスは、「妊娠や胎児を象徴しているポケモンではないか」という説があります。その体は羊水に満たされた子宮のようにも見え、分裂して増えるという設定は細胞分裂を連想させます。

また、エスパータイプであることも、母親と胎児の精神的な繋がりを表していると考えることができます。進化前のユニランやダブランも、受精卵や細胞分裂の過程をモチーフにしているように見え、生命の誕生という神秘的なテーマを感じさせるポケモンです。

オーベムは宇宙人説

その見た目から「宇宙人(グレイ)がモデルではないか」と噂されるオーベム。この説は、図鑑説明にある「50ねんまえに UFOから やってきた」という記述によって、ほぼ確定的となりました。相手の記憶を操る能力を持つなど、いかにも宇宙人らしい謎めいた能力を持っています。

ポケモンの世界には、地球外からやってきたポケモンが他にも存在しており、オーベムもその一体であると考えられています。彼らがどこから来て、何を目的としているのか、想像が膨らむ都市伝説です。

BW主人公は実は死亡していた説

『ブラック・ホワイト』の続編である『ブラック2・ホワイト2』では、前作の主人公(トウヤ/トウコ)が行方不明になっています。このことから、「前作の主人公は、Nやゲーチスとの戦いの後、何らかの理由で死亡してしまったのではないか」という悲しい都市伝説が生まれました。

ライバルであるチェレンやベルが、前作主人公のことをどこか懐かしむように語る場面も、この説を補強しています。イッシュ地方を救った英雄の、あまりにも寂しい結末を想像させる噂です。

コピペロスに玄武のモチーフがある説

トルネロス、ボルトロス、ランドロス、そしてラブトロスからなる、通称「コピペロス」。彼らには、中国の伝説上の神獣「四神」がモチーフとして隠されているという説があります。ランドロスは虎のような姿から「白虎」、トルネロスは風を司ることから「青龍」、ボルトロスは雷を操ることから「朱雀」に対応すると考えられています。

そして、ラブトロスは亀と蛇が合わさったような姿から「玄武」がモチーフではないかと考察されており、四体で一つの神話体系を成しているのかもしれません。

クノエシティのジムは裏の顔を持つ店説

カロス地方にあるクノエシティのポケモンジムは、トリックハウスのような不思議な作りをしています。このジムについて、「表向きはジムだが、裏では良からぬ取引が行われている店なのではないか」という都市伝説があります。

ジムリーダーのマーシュが、少しミステリアスな雰囲気を持っていることや、ジムの構造がまるで迷路のようであることから、このような噂が立ちました。美しい街の裏に隠された、もう一つの顔があるのかもしれません。

ヒトツキは人の魂を宿す説

剣の姿をしたポケモン、ヒトツキ。その柄に付いている青い布は、「ヒトツキに命を吸われた人間の魂だ」という恐ろしい都市伝説があります。図鑑にも「つかを にぎった ひとの うで に もちての ふさを まきつけて ねもと まで いのちを すいつくす」と書かれており、公式の設定であることがわかります。

うっかり触ってしまうと、魂を吸い取られてしまうという、非常に危険なポケモンです。その美しい見た目とは裏腹に、恐ろしい一面を持っています。

ウルトラビルディングの不気味な構造

『ウルトラサン・ウルトラムーン』に登場するウルトラビルディングは、ウルトラビーストたちが住む異世界の一つです。この建物は、窓がなく、どこまでも続く階段や奇妙な構造物で構成されており、非常に不気味な雰囲気を醸し出しています。

一説には、「このビルは、人間の精神世界や悪夢を具現化したものではないか」と言われています。一度迷い込んだら二度と出られないような、閉鎖的で歪んだ空間は、多くのプレイヤーに強烈な印象を残しました。

アクジキングとサザンドラの共通点

ウルトラビーストの一種であるアクジキングと、サザンドラには多くの共通点があることから、「アクジキングは、異世界で異常に進化したサザンドラの姿ではないか」という説があります。どちらもドラゴン・あくタイプであり、黒を基調とした体色や、複数の頭を持つ(サザンドラは腕が頭のようになっている)といったデザインが似ています。

食欲旺盛なアクジキングは、全てを喰らい尽くすというサザンドラの性質が、極限まで増幅された結果の姿なのかもしれません。

カセキメラは禁忌の遺伝子実験説

ガラル地方で復元されるカセキポケモン、パッチラゴンやウオノラゴンなどは、上半身と下半身が明らかに別の生き物のものであり、非常に奇妙な姿をしています。この姿から、「これらは古代のポケモンを無理やりつなぎ合わせた、禁忌の遺伝子実験の産物ではないか」という都市伝説が生まれました。

研究者が功を焦るあまり、不完全な化石を組み合わせて無理に生命を誕生させてしまった、という科学の暴走をテーマにした少し怖い話です。彼らが苦しんでいないことを願うばかりです。

ガラルバリヤードは登山家説

ガラル地方のバリヤードは、リージョンフォームによってこおり・エスパータイプとなり、タップダンスが得意という設定が追加されました。この姿について、「雪山で遭難した登山家の魂が乗り移った姿ではないか」という都市伝説があります。

特徴的なステッキはピッケルを、タップダンスは寒さから身を守るために足踏みをしていた姿を連想させます。陽気な見た目とは裏腹に、雪山で亡くなった人の悲しい物語が隠されているのかもしれません。

サトシの父親は誰なのか

アニメ版ポケットモンスターの主人公サトシ。彼の母親はハナコさんとして登場しますが、父親については「ポケモントレーナーで、まだ旅を続けている」と語られるのみで、その正体は謎に包まれています。

ファンの間では、「オーキド博士ではないか」「ロケット団のボス、サカキではないか」など様々な憶測が飛び交っています。特に有力な説はありませんが、20年以上にわたって明かされないサトシの父親の正体は、ポケモン界最大の謎の一つとして語り継がれています。

ポケモンGOに心霊スポット誘導説がある

位置情報ゲームである『Pokémon GO』には、「プレイヤーを意図的に心霊スポットへ誘導しているのではないか」という都市伝説があります。ポケストップやジムが、お寺や墓地、古い井戸など、いわくつきの場所に設定されていることが多いことから、このような噂が生まれました。

もちろん、これらの場所は単に地域のランドマークとして登録されているだけですが、夜中にプレイしていると、思わぬ場所で不思議な体験をしてしまうかもしれません。

ピカチュウの隠された初期設定

今や世界的な人気を誇るピカチュウですが、開発初期の段階では「ゴロチュウ」という進化形が存在したという話があります。これは公式に認められている事実で、ゲームの容量の都合で没になったとされています。

また、初期のデザインは今よりもずんぐりとした体型で、大福のような見た目だったと言われています。もし初期設定のままだったら、今ほどの人気は出ていなかったかもしれません。ピカチュウの歴史に隠された、興味深いエピソードです。

レジ系ポケモンに込められた戦争の暗号

レジロック、レジアイス、レジスチル、通称「レジ系」のポケモンには、「第二次世界大戦の悲劇が暗号として込められている」という都市伝説があります。これらのポケモンを捕まえるために必要な点字の暗号文や、その生息地が、長崎の原爆投下を連想させるというのです。

また、レジ系ポケモンの覚える技「だいばくはつ」も、この説を補強しています。戦争の悲しみを後世に伝えるための、開発者からのメッセージだったのかもしれない、と考えると非常に深いものがあります。

ピカチュウ版に隠されたメッセージ

『ポケットモンスター ピカチュウ』の特定のバージョン(海外版の一部)において、ゲームを起動した際に「In memory of all who died in the war(戦争で亡くなったすべての人々を追悼して)」というメッセージが表示された、という都市伝説があります。

これは後にデマであることが判明しましたが、当時は多くのプレイヤーに衝撃を与えました。前述のレジ系の都市伝説と相まって、ポケモンというゲームには反戦のメッセージが込められているのではないか、と広く信じられるきっかけとなりました。

ポケモン世界の教育制度の謎

ポケモンの世界では、主人公は10歳になると学校へ行かずにポケモントレーナーとして旅に出ます。このことから、「ポケモンの世界には義務教育が存在しないのではないか」という疑問が生まれます。

しかし、ゲーム内にはトレーナーズスクールといった施設も存在し、一部の子どもたちはそこで勉強しています。おそらく、トレーナーになる道を選んだ子どもは、実践的な旅の中で知識を学んでいくという、我々の世界とは異なる教育システムが確立されているのでしょう。

シオンタウンの不気味なBGMと都市伝説

「シオンタウン症候群」については科学的根拠がなく、後に創作であったことが確認されています。

ジラーチの声優と七夕の奇妙な符合

映画『七夜の願い星 ジラーチ』でジラーチの声を務めた声優の鈴木富子さんは、映画公開の約4ヶ月後、2003年7月7日の七夕の日に亡くなりました。

ジラーチが七夕をモチーフにしたポケモンであること、そして1000年に7日間だけ目覚めるという設定と、声優さんが7月7日に亡くなったという事実が奇妙に一致することから、ファンの間では「ジラーチの呪いではないか」と囁かれました。偶然が重なった悲しい出来事ですが、この符合に運命的な何かを感じてしまう人も少なくありません。

デスマスは元人間だった説

ゴーストタイプのポケモン、デスマスには「元々は人間だった」という衝撃的な設定があります。ポケモン図鑑によると、「むかし しんだ にんげんの たましいが ポケモンになった。もっている マスクは せいきていた ころの かお。」と明記されています。

つまり、デスマスが持っているあの仮面は、かつて人間だった頃の自分の顔なのです。時々マスクを見ては、人間だった頃を思い出して泣いているという、非常に悲しい背景を持つポケモンです。

ユンゲラーは超能力少年が変身した説

エスパータイプのポケモン、ユンゲラーには「ある朝、ベッドで目覚めたらユンゲラーに変身していた超能力少年がいた」という都市伝説があります。

これは、ユンゲラーの図鑑説明に書かれている公式の設定です。突然ポケモンになってしまった少年の気持ちを考えると、非常に恐ろしい話です。この設定が、超能力者を名乗るユリ・ゲラー氏との裁判問題に発展した一因とも言われています。

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フワンテが子どもをさらう説

風船のような可愛らしい見た目のフワンテですが、その実態は恐ろしいポケモンです。図鑑には「こどもの てを ひいて あのよへ つれていく」とはっきりと書かれています。

体重の軽い子どもを狙い、一緒に空を旅しようと見せかけて、あの世へ連れて行ってしまうのです。また、「フワンテの体は、人やポケモンの魂が集まってできている」という説もあり、その可愛らしい見た目に騙されてはいけません。

ボクレーは切り株に宿る魂説

ゴースト・くさタイプのボクレーは、「森で迷って死んだ子どもの魂が、切り株に乗り移って生まれたポケモンだ」という悲しい都市伝説があります。これも図鑑に記載されている公式設定です。

森の奥深くで助けを求めるように鳴く声は、人間の赤ちゃんの泣き声に似ていると言います。その声に誘われて森の奥へ入ってしまうと、二度と戻ってこれなくなるかもしれません。

ダークライは亡くなった少年が創った説

悪夢を見せる能力を持つダークライ。その誕生には、「病気で亡くなった少年が、自分の苦しみを世界に伝えるために生み出した存在ではないか」という都市伝説があります。少年は、自分の見る悪夢を他の人にも体験させることで、孤独から逃れようとしたのかもしれません。

映画では、人々を守るために戦う心優しい一面も見せるダークライですが、その出自には悲しい物語が隠されていると考えると、より一層魅力的に見えてきます。

プルリルは水子の霊が元になった説

クラゲのような姿をしたプルリルには、「海で亡くなった水子(生まれる前に亡くなった赤ちゃん)の霊がポケモンになった姿だ」という、非常に悲しい都市伝説があります。

その浮遊する姿や、どこか儚げな雰囲気が、水子の霊を連想させるのかもしれません。また、相手を海の底へ引きずり込むという恐ろしい一面も持っており、海で命を落とした魂の無念さが表れているようにも感じられます。

アグノム・ユクシー・エムリットとオウム真理教のつながり

シンオウ地方の伝説のポケモン、アグノム、ユクシー、エムリットの3体(UMA)と、かつて社会を震撼させたオウム真理教を結びつける都市伝説は、根強く語られています。

教団が掲げる教義の中に、この3体のポケモンが司る「意思」「知識」「感情」と類似する概念が存在したことから、開発者が影響を受けたのではないかと噂されました。もちろん、これは偶然の一致であり、公式な関連性は一切ありませんが、都市伝説の広まり方を示す一例と言えるでしょう。

レジ系ポケモンの足跡が原爆を象徴している説

レジロック、レジアイス、レジスチルの3体がいる場所を地図上で結ぶと、その中心がキナギタウン付近になります。このキナギタウンの地形が、長崎の平和公園に似ていること、そしてレジ系ポケモンを封印したとされる点字のメッセージから、「レジ系は原爆のメタファーではないか」という説が生まれました。

「われわれは ここに あなを つくった」というメッセージは、まるで防空壕のようにも読み取れます。戦争の悲劇を忘れないようにという、開発者のメッセージが込められているのかもしれません。

ナックラーの名前は核兵器を暗示している説

じめんタイプのアリじごくポケモン、ナックラー。その名前の由来は英語の「Knuckle(拳)」から来ているとされていますが、一部では「Nuclear(核)」を暗示しているのではないかという都市伝説があります。

進化系のビブラーバやフライゴンは、砂漠の精霊とも呼ばれ、その姿はどこか神秘的です。砂漠と核実験というイメージが結びつき、このような少し不穏な説が生まれたと考えられます。

ロケット団の未遂計画の裏側

カントー地方を拠点とする悪の組織ロケット団。彼らはポケモンの密売や強奪など様々な悪事を企てますが、その計画の裏には、さらなる恐ろしい目的があったのではないかと噂されています。

例えば、シルフカンパニーを占拠したのは、究極のモンスターボールであるマスターボールを悪用し、伝説のポケモンさえも意のままに操るためでした。彼らの野望がもし実現していたら、ポケモンの世界は全く違うものになっていたかもしれません。

未確認生物UMAが由来の伝説ポケモンたち

伝説のポケモンの中には、現実世界の未確認生物、いわゆるUMA(Unidentified Mysterious Animal)をモデルにしていると思われるものが数多く存在します。例えば、ミュウは宇宙人のようにも見え、スイクンはしなやかな体つきからネッシーのような水棲UMAを連想させます。

開発者が、世界各地に伝わる謎の生物の伝説からインスピレーションを得て、神秘的な伝説のポケモンたちを創造した可能性は十分に考えられます。

エリカの裏の顔はロケット団と関係している説

タマムシシティのジムリーダーであるエリカは、おしとやかなお嬢様として知られていますが、その裏では「ロケット団と繋がりがあるのではないか」という都市伝説があります。

タマムシシティにはロケット団のアジトがあり、ジムとアジトが地下通路で繋がっているという噂が存在しました。また、彼女が使うくさタイプのポケモンは、眠りや麻痺といった状態異常を得意とすることから、人を無力化して何かを企んでいるのでは、と憶測を呼んだのです。

エリカの表と裏に関する噂

前述のロケット団関係説に加えて、エリカには「昼はおしとやかなジムリーダーだが、夜は全く別の顔を持つ」という噂もあります。彼女のジムは迷路のような構造になっており、簡単にはたどり着けません。

これは、部外者を遠ざけるための仕掛けであり、ジムの奥では秘密の会合が開かれているのではないか、という想像を掻き立てます。ポケモンスリープで寝言に「…うふふ…」とあることから、裏の顔の存在を匂わせています。

ウツロイドの奇妙なタイプに隠された意味

ウルトラビーストの一種であるウツロイドは、いわ・どくという珍しいタイプを持っています。このタイプには、「寄生生物としての性質が隠されている」という説があります。岩石のような体は宿主に取り付くための擬態であり、毒は宿主の神経を侵し、意のままに操るための武器なのではないでしょうか。

作中でもルザミーネに寄生し、彼女を狂気に走らせました。そのガラスのような美しい見た目とは裏腹に、非常に恐ろしい生態を持つポケモンです。

ジュペッタの悲しき起源とぬいぐるみの怨念

ゴーストタイプのポケモン、ジュペッタは、「持ち主に捨てられたぬいぐるみが、長い年月を経て怨念を宿し、ポケモンになった姿」であると公式で設定されています。図鑑には「すてられた うらみから うまれた」と書かれており、その口はジッパーのようになっています。

もしそのジッパーを開けてしまうと、溜め込んだ呪いのエネルギーが漏れ出してしまうと言われています。自分を捨てた子どもを探して、夜な夜な街をさまよっているという、悲しい背景を持つポケモンです。

キュウコンの元人間説と神秘

美しい9本の尻尾を持つキュウコンには、「元々は人間だった」という説があります。これは、日本の古い言い伝えにある狐の妖怪が、人間に化けたり、人間が狐になったりする話から着想を得たものと考えられます。

また、キュウコンの尻尾には神秘的な力が宿っており、1000年生きると言われています。下手に尻尾を掴むと、1000年間たたられるという恐ろしい呪いの話もあり、その神聖さと共に恐ろしさも語り継がれています。

サファリゾーンに透明人間がいるという話

初代『赤・緑』のサファリゾーンには、プログラムのバグなのか仕様なのか、「透明な人間がいる」という都市伝説がありました。特定の場所で主人公が何もない空間に向かって話しかけることができ、「ここは サファリゾーンの なかだよ」というセリフが表示されるのです。

姿が見えないこのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)の正体は一体誰なのか、プレイヤーの間で様々な憶測を呼びました。単なるバグである可能性が高いですが、不気味な現象として有名です。

モンジャラの正体は川で溺れた子供説

青いツルに覆われ、正体不明のポケモン、モンジャラ。その正体については、「川で溺れて亡くなった子どもの髪の毛が絡まった姿ではないか」という、非常に悲しい都市伝説があります。

水辺に生息していることや、そのツルがまるで長い髪の毛のように見えることから、このような噂が生まれました。もし本当だとすれば、あのツルの中には、川の底に沈んだ子どもの悲しい顔が隠されているのかもしれません。

ウツボットは不完全なウツドン説

ウツドンは「リーフのいし」を使うことでウツボットに進化します。しかし、この進化について、「ウツボットは、本来の進化とは異なる、不完全な姿なのではないか」という説があります。ウツドンには鋭い牙がありますが、ウツボットになるとその牙がなくなってしまいます。

これは、石を使った人工的な進化によって、本来持っていた野生の力が失われてしまった結果ではないか、と考察されています。自然な成長を遂げた先には、また別の姿があったのかもしれません。

ビクティニの名前の由来と幸運の象徴

勝利をもたらすポケモン、ビクティニ。その名前は「Victory(勝利)」に由来すると言われています。体内に無限のエネルギーを生み出し、触れた者に力を分け与えるという設定から、幸運の象徴として扱われています。

しかし、その力を巡って争いが起きたという悲しい歴史も持っています。ビクティニの存在は、勝利という輝かしい光と、それを求める人間の欲望という影の両面を併せ持っているのです。

Nの部屋に隠された悲しい秘密

『ブラック・ホワイト』に登場するNの城には、彼が幼少期を過ごした部屋が残されています。その部屋は、傷つけられたポケモンたちを世話するためのものでしたが、おもちゃは壊れており、壁には爪のひっかき傷のようなものが無数にあります。

これは、Nが人間社会から隔離され、ポケモンたちとしか心を通わせることができなかった、彼の孤独で悲しい過去を物語っています。一見すると楽しげな部屋ですが、よく見ると胸が締め付けられるような秘密が隠されています。

リーリエの怪力疑惑とその真相

『サン・ムーン』に登場するヒロイン、リーリエ。おしとやかな彼女ですが、作中では重そうなバッグを軽々と持っているように見える場面があり、「実はものすごい怪力なのではないか」という疑惑が浮上しました。

しかし、その真相は、バッグの中にいたコスモッグがエスパータイプの力で自らを浮かせていただけ、というものでした。リーリエの意外な一面を期待したファンにとっては少し残念な結果でしたが、微笑ましいエピソードとして語られています。

フジ老人の過去とミュウツー誕生の真相

シオンタウンでポケモンたちの魂を慰める心優しいフジ老人。しかし、彼の過去は、ミュウの遺伝子から最強のポケモン「ミュウツー」を創り出した科学者だった、という衝撃的なものです。

彼は、事故で亡くした娘を蘇らせたいという思いから、生命創造という禁断の研究に手を出してしまいました。その過程で生み出されたミュウツーの強大な力と、彼の抱える深い悲しみが、ポケモンの物語に大きな深みを与えています。

パラセクトの本体はキノコ説

むし・くさタイプのパラセクトですが、その本体は「背中に寄生しているキノコ(冬虫夏草)の方だ」という恐ろしい都市伝説があります。図鑑にも「パラセクトの せなかに はえている キノコこそが ほんたい。キノコの いしで パラセクトを あやつる。」と書かれています。

進化前のパラスの時点では虫が主導権を持っていますが、進化してキノコが大きくなるにつれて、完全に意識を乗っ取られてしまうのです。白目を剥いたようなパラセトの目は、既に自我を失っていることを示しているのかもしれません。

ポリゴンが生まれた背景に隠された理由

人工的に作られたポケモン、ポリゴン。その誕生には、「ゲームの世界と現実世界を繋ぐための存在だったのではないか」という説があります。コンピューターグラフィックスで描かれたようなカクカクした姿は、デジタル世界の住人であることを示しています。

将来的には、人間がポリゴンの力を借りて、ゲームの世界に自由に出入りできるようになる…そんな未来を開発者は夢見ていたのかもしれません。

ホエルオーとジーランスのデザインの秘密

ホエルオーは「くじらポケモン」、ジーランスは「シーラカンス」がモデルとされています。この2匹には、レジ系ポケモンの封印を解くための重要な役割が与えられています。なぜこの2匹だったのかというと、「ホエルオーは原子爆弾(ファットマン)、ジーランスは原子爆弾(リトルボーイ)の隠喩ではないか」という都市伝説があるからです。その丸みを帯びた形状や、歴史的な背景から、戦争の象徴としてこの2匹が選ばれたのではないかと考察されています。

サンムーンのモーンとルザミーネの関係

『サン・ムーン』でポケリゾートを管理しているモーン。彼は過去の記憶を失っていますが、その正体は「ウルトラホールの研究中に行方不明になった、ルザミーネの夫であり、リーリエとグラジオの父親ではないか」という説が非常に有力です。

髪型や髪の色といった外見的特徴がグラジオと酷似しており、ウルトラビーストに関する深い知識を持っていることからも、その可能性は高いと考えられています。家族が再び巡り会う日は来るのでしょうか。

ポケモンの起源は生物の突然変異説

そもそも「ポケモン」という生き物は、どのようにして誕生したのでしょうか。一つの説として、「元々は地球にいた普通の生物が、何らかの原因で突然変異を起こしてポケモンになった」というものがあります。

ミュウはすべてのポケモンの遺伝子を持つとされており、このミュウが全ての起源であると考えられています。古代の地球で起きた何らかの大きな環境変化が、生物の進化の方向性を大きく変え、不思議な能力を持つポケモンたちを生み出したのかもしれません。

アンノーンと現実世界のつながり

アルファベットの形をした謎のポケモン、アンノーン。彼らは集団で現れると、現実を書き換えるほどの力を持つと言われています。映画『結晶塔の帝王 ENTEI』では、少女の寂しい心がアンノーンの力を暴走させ、世界が作り変えられていく様子が描かれました。

これは、人間の想像力や願いが、世界そのものに影響を与える力を持っているという、非常に哲学的なテーマを暗示しているのかもしれません。

ユクシー・エムリット・アグノムと宗教的象徴

シンオウ地方の湖に眠る3体の伝説のポケモン、ユクシー、エムリット、アグノムは、それぞれ「知識」「感情」「意思」を司っています。この三つの要素は、日本の神道における三種の神器(八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣)に対応しているという説があります。

鏡は知識を、勾玉は感情(心)を、剣は強い意志を象徴していると考えられ、日本の神話体系がポケモンの世界観に大きな影響を与えていることがうかがえます。

ビクティニの意外なインスピレーション

勝利をもたらすポケモン、ビクティニ。そのデザインのモチーフには、日本の「だるま」が関係しているのではないか、という説があります。特に、選挙の際に当選した候補者がだるまの目を入れる風習は、「勝利」の象徴としてビクティニのコンセプトと合致します。

また、りんご飴を思わせる頭のデザインなど、日本の文化から多くのインスピレーションを受けているのかもしれません。

マッシブーンの破壊説

ウルトラビーストの一種であるマッシブーンは、異常に発達した筋肉を誇示する習性があります。その力は凄まじく、パンチ一発でダンプカーを粉砕すると言われています。このマッシブーンが我々の世界に現れたらどうなるでしょうか。

おそらく、自慢の筋肉を見せつけるために、周囲のビルや車を次々と破壊し、甚大な被害をもたらすことでしょう。彼らに悪気はないのかもしれませんが、その存在自体が脅威となる、恐ろしいポケモンです。

 

たくさん紹介しましたが、どれも公式ではないものの、想像力が掻き立てられる話ばかりでしたね。あなたのお気に入りの都市伝説は見つかりましたか?

 

真相が判明したポケモン都市伝説

数えきれないほどの噂が飛び交うポケモン都市伝説ですが、中にはその後の公式発表やゲーム内での描写によって、真相が明らかになったものも存在します。

ファンの間で行われていた考察が、実は真実だったと判明することもあれば、根強く信じられていた噂が、全くのデマだったと否定されることもあります。ここでは、そんな都市伝説の「答え合わせ」をしていきましょう。長年の謎に終止符が打たれたものから、意外な出典が判明した話まで、都市伝説の真偽に迫ります。

公式設定と一致した都市伝説

プレイヤーたちの鋭い洞察力や考察が、見事に公式の設定と一致していたケースも存在します。ここでは、ファンの間で囁かれていた噂が、後に「真実」であったと裏付けられた都市伝説をご紹介します。

ミュウツーを生み出したのはフジ老人説

シオンタウンでポケモンたちの魂を弔う心優しいフジ老人。彼の正体が、最強のポケモン・ミュウツーを創り出した科学者ではないかという説は、ファンの間で長く考察されてきました。その根拠は、ポケモン屋敷に残された日記です。

そこには、ミュウの遺伝子から新ポケモンを創り出す研究の記録が克明に記されていました。そして、映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』のパンフレットにおいて、フジ博士という人物がミュウツーの誕生に関わっていたことが明記され、この説は公式のものとなったのです。

パラセクトの本体はキノコが支配している説

むし・くさタイプのパラセクトの、虚ろな目が怖いと感じたことはないでしょうか。このポケモンには、「本体は虫ではなく、背中に寄生したキノコ(冬虫夏草)に意識を乗っ取られている」という恐ろしい都市伝説がありました。

そして、これは噂ではなく紛れもない事実です。『ポケットモンスター サン・ムーン』以降の図鑑説明では、「本体は背中のキノコ」「キノコの意思で虫を操っている」と、はっきりと記載されています。

否定された都市伝説

一方で、多くの人が信じていたにもかかわらず、公式によって明確に否定されたり、根拠が非常に薄弱であったりする都市伝説も少なくありません。ここでは、今では誤りであるとされている有名な噂をいくつか紹介します。

レッド死亡・幽霊説は否定されている

『ポケットモンスター 金・銀』で、シロガネやまの頂上に佇む伝説のトレーナー、レッド。彼は一言も話さないことから、「初代主人公のレッドは既に死んでおり、そこにいるのは幽霊なのではないか」という都市伝説が生まれました。

しかし、この説は明確に否定されています。なぜなら、レッドはその後も『ブラック2・ホワイト2』のポケモンワールドトーナメントや、『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』に、成長した姿で登場しているからです。

ゲンガー=なかはしこうよう説は否定された

ゲンガーの正体は、ゲームフリークのプログラマーであった「なかはしこうよう」氏のゴーストだ、という奇妙な都市伝説がありました。ゲームのクレジットに名前があるにもかかわらず、その後の情報が少ないことから生まれた噂のようです。

しかし、この説は完全なデマです。なかはし氏はご健在であり、別の会社でゲーム開発を続けていることが確認されています。

御三家モチーフは古代生物や武器説の否定

初代御三家であるフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメには、「それぞれ古代生物、中世の武器、近代兵器が裏モチーフになっている」という説がありました。フシギダネの進化系が恐竜を思わせることや、カメックスの甲羅の砲台などが根拠とされていました。

しかし、これについて公式からの言及は一切なく、あくまでファンの後付けによる考察の域を出ません。ポケモンのデザインの奥深さが、このような壮大な想像を掻き立てたのでしょう。

ダークライは少年への弔い説の誤り

悪夢を見せるポケモン、ダークライ。その誕生の背景には、「脚本家が亡くなった親友の少年を弔うために創り出した」という感動的な都市伝説が語られていました。

しかし、これは事実ではありません。映画『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の脚本を担当した園田英樹氏本人が、自身のブログでこの噂を明確に否定しています。

ナタネ犯人説は誤解

シンオウ地方にある「森の洋館」で起こる怪奇現象について、ハクタイシティのジムリーダーであるナタネが犯人なのではないか、という都市伝説がありました。彼女がゴーストタイプのポケモンを使うことや、洋館の近くにいることなどが根拠とされていました。

しかし、ゲーム内にはナタネと洋館の事件を結びつける直接的な証拠は一切存在しません。これは、ミステリアスな洋館と、少し影のあるキャラクターを結びつけてしまった、プレイヤーの想像の産物と言えるでしょう。

プルリルは胎児の霊説の誤解

クラゲのような姿をしたプルリルには、「海で亡くなった胎児(水子)の霊がポケモンになった姿だ」という、非常に悲しい都市伝説が存在します。その儚げな雰囲気から生まれた噂だと思われますが、これには何の根拠もありません。

プルリルのモチーフはあくまでクラゲであり、その生態や設定もクラゲに基づいています。都市伝説が、本来のデザイン意図とは全く異なる、悲劇的なイメージを与えてしまった例です。

出典が明らかになった都市伝説

「その話、一体どこから出てきたの?」と思うような都市伝説も、調べてみると意外な場所が出典だったりします。ここでは、その出所が明らかになっている都市伝説をいくつかご紹介します。

中古ピカチュウ版に書かれていた謎のメッセージ

「中古で買ったピカチュウ版を起動したら、『戦争で亡くなった人々を追悼して』というメッセージが表示された」という都市伝説。これは、海外のネット掲示板である「Creepypasta(クリーピーパスタ)」というサイトで創作されたホラーストーリーが元ネタです。

怖い話を作ることを目的としたサイトであり、そこで投稿された物語が、あたかも真実であるかのように広まってしまいました。「シオンタウン症候群」の噂と同様に、ネットから生まれた創作怪談の代表例です。

モンジャラの正体は溺れた少女説の出典

全身がツルに覆われたモンジャラの正体について、「川で溺れて亡くなった少女の髪の毛が絡まった姿だ」という、聞くだけで胸が痛くなるような都市伝説があります。この話も、日本のインターネット掲示板に投稿された創作の物語が出典です。

そのショッキングな内容から、多くの人の記憶に残り、まるで公式の裏設定であるかのように語られてきましたが、これもまたファンによる二次創作の一つなのです。

ビクティニは原爆の暗喩説の真実

勝利をもたらすポケモン、ビクティニ。その名前に含まれる「V」の文字や、無限のエネルギーを生み出すという設定から、「第二次世界大戦の勝利(Victory)や、原子爆弾を暗喩しているのではないか」という都市伝説が生まれました。

しかし、この説の出典は個人のブログやネット掲示板での考察が始まりです。公式からの裏付けは一切なく、あくまでファンの深読みから生まれた物語と言えます。ビクティニの公式なモチーフは、勝利の象徴や幸運のだるまなど、もっとポジティブなものであると考えられています。

都市伝説の裏付けとなった資料

多くのポケモン都市伝説は、全くのゼロから生まれるわけではありません。その裏には、プレイヤーの想像力を掻き立てる、ゲーム内の様々な資料が存在します。例えば、カントー地方のポケモン屋敷に残された日記は、ミュウツー誕生の悲劇を断片的に物語り、多くの考察を生むきっかけとなりました。

また、それぞれのポケモン図鑑に書かれた、時に恐ろしく、時に悲しい説明文も、都市伝説の格好の材料となります。「パラセクトの本体はキノコ」「デスマスは元人間」といった衝撃的な設定は、全て図鑑に記された公式情報なのです。

何気ないキャラクターのセリフや、マップの片隅にある意味深なオブジェクト。そうした小さな情報のかけらを拾い集め、繋ぎ合わせることで、ファンは壮大なもう一つの物語を紡ぎ出していくのです。

 

噂が本当だったり、全くの創作だったり…答え合わせも都市伝説の醍醐味ですね。情報の出どころを確認するクセをつけると、より深く楽しめますよ。

 

戦争とポケモン都市伝説

一見すると平和に見えるポケモンの世界ですが、その裏には「戦争」の影が色濃く反映されているのではないか、と考察されることが少なくありません。

キャラクターのセリフやポケモンの設定から、反戦のメッセージを読み取ろうとするファンは多く、これが数々の都市伝説を生み出す要因となっています。ここでは、戦争という重いテーマと結びつけて語られる、ポケモンの都市伝説を掘り下げていきます。

ホウオウは原爆の象徴だという説

ジョウト地方の伝説のポケモン、ホウオウ。その美しい姿とは裏腹に、「原爆の象徴ではないか」という都市伝説があります。ホウオウが飛んだ後には虹ができると言われていますが、これが原爆投下後に観測されることがある「黒い雨」や、油膜による虹を連想させるというのです。

また、ホウオウが降り立ったとされる「やけたとう」は、かつて落雷で焼失したとされていますが、これも空からの攻撃、つまり空襲や原爆投下を暗示しているのではないか、と考察されています。

レジ系ポケモンは太平洋戦争を暗示している説

レジロック、レジアイス、レジスチル、通称「レジ系」ポケモンにまつわる都市伝説は、戦争と関連する噂の中でも特に有名です。彼らを封印したとされる点字のメッセージ、「われわれは ここに あなを つくった」という言葉は、まるで空襲から身を守るための防空壕を彷彿とさせます。

また、彼らが眠る場所の配置が、長崎の地図と重なるという説や、3体とも「だいばくはつ」を覚えることなど、太平洋戦争や原爆投下を強く連想させる要素が数多く存在します。

ホウエン地方の伝説は戦争がモデル説

ホウエン地方の超古代ポケモン、グラードンとカイオーガの争いにも、戦争の構図が隠されているという説があります。大地を象徴するグラードンを「陸軍」、海を象徴するカイオーガを「海軍」に見立て、両者の終わらない争いを、かつての日本軍の内部対立になぞらえる考察です。

そして、その争いを鎮める天空のポケモン、レックウザは、対立を終わらせる存在、つまり「終戦」や、より強力な力を持つ「空軍」のメタファーではないかと言われています。

ネンドールやヤジロンは原爆の暗喩という説

古代の土偶がモチーフとされるネンドールとヤジロン。そのどこか不気味な姿形が、「長崎に投下された原子爆弾『ファットマン』に似ている」という都市伝説があります。

また、この2体も「だいばくはつ」を覚えることから、原爆の象徴ではないかと囁かれています。古代文明の遺産というミステリアスな設定と、近代兵器の不吉なイメージが結びついて生まれた、独特な都市伝説と言えるでしょう。

ジーランスとホエルオーは原爆の象徴説

レジ系ポケモンの封印を解くために必要不可欠な存在である、ジーランスとホエルオー。この2匹にも、原子爆弾の暗喩が隠されているという説があります。細長い体のジーランスが広島に投下された「リトルボーイ」、丸い体のホエルオーが長崎に投下された「ファットマン」を、それぞれ形状的に象徴しているというのです。

レジ系の封印を解くという役割も、核兵器の使用、つまり「パンドラの箱を開ける」行為を暗示しているのかもしれません。

ゲノセクトには9・11の裏モチーフ説

3億年前に最強のハンターとして存在したポケモンを、プラズマ団が改造したという背景を持つゲノセクト。このポケモンには、「アメリカ同時多発テロ事件(9.11)が裏モチーフになっている」という、比較的新しい都市伝説が存在します。

映画の舞台がニューヨークをモデルにしたヒウンシティであることや、ゲノセトの高速飛行形態が戦闘機を彷彿とさせることなどが、その根拠として挙げられています。あくまで噂の域を出ませんが、現代の出来事が都市伝説に影響を与えた例と言えます。

ポケモンに見る戦争のメッセージ

これらの都市伝説が生まれる背景には、ゲーム内で「戦争」という言葉が明確に使われていることも影響しています。特に有名なのが、クチバシティのジムリーダー、マチスの「むかし せんそうで エレキポケモンにたすけられた」というセリフです。

この一言は、あの平和に見えるポケモンの世界にも、かつては我々の世界と同じように戦争があったという事実をプレイヤーに突きつけました。ポケモンという作品全体に、命の尊さや争いの虚しさといった、静かな反戦のメッセージが込められているのかもしれません。

 

一見すると平和なポケモンの世界ですが、キャラクターのセリフなどから、実は深いテーマが隠されていると考察するファンも多いんです。

 

ポケモン都市伝説に関するよくある質問

ここまで様々なポケモン都市伝説を紹介してきましたが、きっとあなたの頭の中には新たな疑問が浮かんでいることでしょう。「結局、どこまでが本当なの?」「こんな怖い話を子どもに聞かせても大丈夫?」など、多くの人が抱くであろう質問に、Q&A形式でお答えしていきます。

ポケモン都市伝説はどこまでが真実なのか?

ポケモン都市伝説の真実性を見極める上で最も重要なのは、「公式の情報に基づいているかどうか」です。ポケモン図鑑の説明文や、ゲーム内のキャラクターのセリフ、公式インタビューなどが根拠となっているものは、信憑性が高いと言えます。

一方で、「友達から聞いた」「ネットの掲示板に書いてあった」といった情報は、そのほとんどがファンの考察や創作です。噂を鵜呑みにせず、情報の出所を確認する姿勢が大切です。あくまで「もう一つの物語」として楽しむのが良いでしょう。

怖い都市伝説は子どもに悪影響があるのか?

ゴーストポケモンの設定など、公式の中にも子どもが怖がるような話は存在します。都市伝説の中には、さらに過激で残酷な表現を含むものもあるため、感受性の強い子どもにとっては悪影響となる可能性も否定できません。

大切なのは、保護者の方が内容を把握し、子どもの年齢や性格に合わせて伝える情報をコントロールすることです。「これは公式の話ではなくて、ファンが作ったお話なんだよ」と説明してあげるだけでも、子どもの受け取り方は大きく変わるはずです。

ゲームとアニメではどちらに都市伝説が多い?

一般的には、ゲームの方が都市伝説は多い傾向にあります。その理由は、ゲームにはポケモン図鑑や様々なテキスト情報など、プレイヤーが考察するための「材料」が豊富に用意されているからです。

また、プレイヤーが自ら世界を探索し、謎を発見していくというゲームの性質も、都市伝説が生まれやすい土壌となっています。一方、アニメはストーリーが一本道であるため、考察の余地がゲームに比べて少ないと言えるでしょう。

都市伝説が公式に認められたことはある?

「この都市伝説は正しいです」と公式が発表することは、基本的にはありません。しかし、「ミュウツーとフジ老人」の関係や、「パラセクトの本体はキノコ」という説のように、ファンの考察が後のシリーズで公式設定として明記され、結果的に答え合わせのようになるケースは存在します。

これは、公式が都市伝説を後から取り入れたというよりは、元々あった設定の断片から、ファンが鋭い考察をしていたと考えるのが自然でしょう。

都市伝説がポケモン人気に与えた影響は?

都市伝説は、ポケモンというコンテンツの魅力をより多層的なものにし、人気を支える一因となってきました。子ども向けという明るい世界の裏に隠された、少しダークでミステリアスな物語は、大人になったファンたちの知的好奇心を刺激します。

作品について語り合い、考察する文化を生み出したことで、ファン同士のコミュニティを活性化させ、ポケモンの人気を長期にわたって持続させるポジティブな影響を与えたと言えるでしょう。

 

都市伝説と上手に付き合うポイントは、やはり公式設定との違いを理解することですね。これを押さえておけば、もっとポケモンの世界が面白くなりますよ!

 

ポケモン都市伝説まとめ

この記事では、ポケモンの世界に隠された数々の都市伝説について、怖い話から悲しい物語、そして戦争の影を感じさせる壮大な考察まで、網羅的にご紹介してきました。ゲンガーの正体やライバルのラッタの行方といった初代からの謎から、真相が判明したもの、そして今なお議論が続くものまで、あなたの知っているポケモンの世界が、より深く、多層的なものに見えてきたのではないでしょうか。

これらの都市伝説の多くは、ポケモンを愛するファンたちの豊かな想像力から生まれた二次創作の物語です。しかし、中には図鑑の説明文など、公式が意図的に仕込んだと思われる意味深な設定も数多く存在します。

大切なのは、公式の情報とファンの創作をしっかりと見極め、それぞれの物語を楽しむことです。都市伝説は、ポケモンのキャラクターやストーリーに新たな深みを与え、私たちの知的好奇心を刺激してくれます。この記事をきっかけに、もう一度ポケモンの世界を冒険してみると、今まで気づかなかった新たな発見があるかもしれません。

 

ポケモンの世界は本当に奥が深いですね!この記事が、あなたがポケモンの新たな魅力を発見するきっかけになれば嬉しいです。

 

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