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ジョジョのアニメってたくさんあるけど、どの順番で見れば一番楽しめるの？あと、どこで見られるのかも知りたいな…
「ジョジョの奇妙な冒険」、その独特な世界観と魅力的なキャラクター、そして予測不能なストーリー展開で、世代を超えて多くのファンを魅了し続ける不朽の名作です。
しかし、いざアニメを見始めようとすると、「第○部って何？」「シリーズがたくさんあって、どれから見ればいいの？」と戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、ジョジョのアニメシリーズを初めて見る方や、改めて見返したい方に向けて、最もおすすめな視聴順序を、その理由とともに徹底的に解説します。
さらに、ジョジョのアニメシリーズを配信している主要な動画配信サービス（VOD）の比較や、原作漫画やスピンオフ作品を読む順番についても詳しくご紹介します。
この記事でわかること
ジョースター家の奇妙で熱い冒険譚を、最適な順番で、最高の環境で楽しみ尽くしましょう！
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ジョジョの奇妙な冒険シリーズについて
「ジョジョの奇妙な冒険」は、漫画家の荒木飛呂彦先生による大人気シリーズで、2024年時点でシリーズ累計発行部数は1億2千万部を超えています。
ジョジョの物語は、代々受け継がれるジョースター家の血筋と、その宿敵ディオとの長きにわたる因縁の対決を軸に描かれています。
シリーズの最大の特徴は、部ごとに主人公や舞台、時代が全く異なる点です。それぞれの部で独立した物語が展開されるため、どこから読んでも楽しむことができます。しかし、物語の根底には「人間讃歌」という一貫したテーマが流れており、登場人物たちの勇気や信念が深く描かれているのが特徴です。
特徴的な擬音や個性的なポージング、そして「スタンド」と呼ばれる特殊能力など、ジョジョには他の作品にはない独特の魅力が詰まっています。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの主要キャラクター
「ジョジョの奇妙な冒険」の最大の魅力は、世代を超えて受け継がれる「人間の魂」を体現した、個性あふれる主人公たちです。各部で主人公が変わり、それぞれが強い信念とユニークな能力で、過酷な運命に立ち向かいます。
ジョナサン・ジョースター
初代主人公にして、すべての物語の始まりとなった「誇り高き英国紳士」。
裕福な貴族の家に生まれ、正義感が強く、何事にも真摯に向き合う実直な性格です。しかし、義兄弟となったディオ・ブランドーの邪悪な策略により、その青春は地獄へと突き落とされます。
彼はディオの野望を打ち砕くため、生命エネルギーを操る呼吸法「波紋」を習得。その戦いは、人間のもつ勇気や素晴らしさを讃える「人間讃歌」というシリーズ全体のテーマを象徴しています。
ジョセフ・ジョースター
ジョナサンの孫にあたる第2部の主人公。祖父とは正反対の、お調子者で抜け目がなく、常に相手の裏をかくことを考える策士です。
彼の魅力は、戦闘中に「次にお前は『〜』と言う」と相手のセリフを予言してみせるなど、奇策と心理戦を駆使したトリッキーな戦闘スタイルにあります。
一見すると軽薄ですが、仲間を想う気持ちは誰よりも強く、人類の存亡をかけた「柱の男」たちとの死闘を通じて、人間的に大きく成長していきます。
空条承太郎（くうじょう じょうたろう）
シリーズで最も象徴的なキャラクターの一人。一見すると、無口で不良のレッテルを貼られがちなクールな高校生ですが、その内には家族や仲間を守るためなら全てを懸ける、熱い正義の心と強い覚悟を秘めています。
彼の能力「スタンド」は、精神エネルギーが具現化した守護霊のような存在で、本作からシリーズの基本となりました。彼のスタンド「スタープラチナ」は、圧倒的なパワーと超精密な動きを誇り、後に時を止める能力にまで覚醒。宿敵DIOとの世代を超えた因縁に終止符を打ちます。
東方仗助（ひがしかた じょうすけ）
日本のM県S市杜王町に住む高校生。普段は温厚で人懐っこい性格ですが、自慢のリーゼントヘアをけなされると、我を忘れて激しく怒り狂うという一面を持っています。
彼のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」は、触れたものを「治す」または「直す」という非常に優しい能力です（ただし、自分の傷は治せません）。この能力を駆使して、平和な日常に潜む邪悪なスタンド使いから、愛する故郷と家族を守るために戦います。
ジョルノ・ジョバァーナ
宿敵ディオの息子でありながら、ジョースター家の高潔な魂を受け継いだ稀有な存在。不幸な少年時代を経て、「ギャング・スター」になるという大きな夢を抱いています。その夢のためには、時に非情な判断も下す「覚悟」を持っていますが、根底には弱者を救おうとする正義の心があります。
彼のスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」は、無機物に生命を与える能力を持ち、物語の終盤では、すべての攻撃を「ゼロ」に戻す究極の能力へと進化を遂げます。
空条徐倫（くうじょう ジョリーン）
空条承太郎の娘にして、シリーズ初の女性主人公。当初は父との確執からやや投げやりな性格でしたが、無実の罪で刑務所に収監されたことをきっかけに、その運命に立ち向かう強さを開花させます。
自身の体を糸状に変化させて操るスタンド「ストーン・フリー」を駆使し、父を救い、ジョースター家とDIOの100年以上にわたる因縁に決着をつけるため、絶望的な状況下でも決して諦めない不屈の精神で戦い抜きます。
アニメ版ジョジョの奇妙な冒険の最適な視聴順序について
ジョジョの奇妙な冒険のアニメシリーズは、現在第1部から第6部まで制作・放送されています。
それぞれの部は独立した物語でありながら、ジョースター家という血脈と、宿敵DIOとの因縁を軸に、壮大な物語が世代を超えて繋がっています。この繋がりと物語を最大限に味わうためには、視聴する順番が非常に重要になります。
もし順番を間違えてしまうと、キャラクターの関係性が理解できなかったり、後々の展開で明かされる伏線の意味が分からなかったり、感動が半減してしまう可能性も否定できません。
特に、物語の根幹に関わる重要な出来事や設定は、前の部で描かれていることが多いため、途中から見ると「？」となってしまう場面が出てくるかもしれません。
それではどの順番で見るのが最適なのか、次に具体的な視聴ステップを見ていきましょう。
視聴ガイドに従って、ジョジョの世界を120%楽しみましょう！
アニメを見る順番は放送順が基本！ジョジョの奇妙な冒険視聴ガイド
結論から言うと、ジョジョの奇妙な冒険のアニメシリーズを楽しむ上で、最もおすすめな視聴順序は「放送された順番」です。
これは、アニメシリーズが原作漫画の物語の時系列に沿って、第1部から順番に制作・放送されているためです。
実際に、この放送順（物語順）は、以下のようなメリットがあります。
- 物語の繋がりが理解しやすい:
ジョースター家とDIOの因縁、世代間の関係性、伏線の回収などをスムーズに理解できます。 - キャラクターへの感情移入が深まる:
各キャラクターの背景や成長、他のキャラクターとの関係性を順番に追うことで、より深く感情移入できます。 - 世界観の変化を楽しめる:
「波紋」から「スタンド」へといった能力体系の変化や、時代ごとの雰囲気の違いを自然に受け入れられます。 - ネタバレを防げる:
後々の展開やキャラクターの結末を知らずに、純粋に物語を楽しむことができます。
以下の順番で視聴を進めることで、ジョジョの壮大な物語を最も効果的に、そして深く味わうことができます。
ジョジョの奇妙な冒険のアニメシリーズ一覧
- 第1部 ファントムブラッド ＆ 第2部 戦闘潮流 (2012年10月6日～2013年4月6日放送)
- 第3部 スターダストクルセイダース (2014年-2015年放送)
- 第4部 ダイヤモンドは砕けない (2016年放送)
- 第5部 黄金の風 (2018年10月6日～2019年7月28日放送)
- 第6部 ストーンオーシャン (2021年-2023年配信・放送)
第1部 ファントムブラッド＆第2部 戦闘潮流
ジョジョの奇妙な冒険の物語は、すべてここから始まります。
2012年から2013年にかけて放送された最初のテレビアニメシリーズは、原作の第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」を描いています。
まずはこのシーズン1を一気に見ることから始めましょう！
第1部 ファントムブラッド (アニメ1話～9話)
あらすじ：
舞台は19世紀末のイギリス。貴族ジョースター家の跡取り息子であるジョナサン・ジョースターと、養子として迎えられた貧民街出身のディオ・ブランドー。二人の少年はやがて、古代アステカ文明の遺物「石仮面」を巡る数奇な運命に巻き込まれていきます。
石仮面の力で吸血鬼と化したディオに対し、ジョナサンは謎の紳士ウィル・A・ツェペリから「波紋法」を学び、人類の自由とジョースター家の誇りを守るために立ち向かいます。
見どころは、初代主人公ジョナサンのどこまでも気高い「紳士」としての生き様と、対照的な悪のカリスマ・ディオの誕生です。 人間の勇気と愛を讃える「人間讃歌」というジョジョシリーズ全体のテーマが、この第1部で力強く提示されます。
ウィル・A・ツェペリやスピードワゴンといった魅力的な脇役たちのセリフ「ふるえるぞハート！燃えつきるほどヒート！！」「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか？」など、数々の名言も生まれました。
第2部 戦闘潮流 (アニメ10話～26話)
第1部の激闘から約50年後、1938年のアメリカ・ニューヨーク。主人公はジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターです。
あらすじ：
ジョセフ・ジョースターは、祖父ジョナサンとは対照的にお調子者で抜け目がなく、相手を策にはめるのが得意なトリックスター。彼は、メキシコで発掘された人類を遥かに凌駕する古代の生命体「柱の男」たちが復活したことを知ります。
ジョセフは、祖父と同じ波紋使いであるシーザー・ツェペリ（ウィル・A・ツェペリの孫）や、師匠リサリサと共に、究極生命体を目指すカーズら「柱の男」たちとの壮絶な戦いに身を投じます。
第1部とは打って変わって、スリリングな頭脳戦やコミカルなやり取りが多く、エンターテイメント性が増しています。ジョセフの「逃げるんだよォ！」や、ドイツ軍人シュトロハイムの強烈なキャラクター性も人気です。特に、シーザーとの熱い友情と悲しい別れは、多くのファンの涙を誘いました。
この最初のシリーズで、ジョジョの基礎となる「波紋」の力、ジョースター家と宿敵（ディオ、柱の男）との関係性、そしてシリーズを貫くテーマが描かれます。
この第2部で、ジョースター家と「柱の男」との因縁に決着がつき、物語は次の世代へと受け継がれていきます。
第3部 スターダストクルセイダース
第1部・第2部でジョジョの基礎を学んだら、いよいよシリーズの人気を不動のものとした第3部「スターダストクルセイダース」へ進みましょう。2014年から2015年にかけて、分割2クール（全48話）で放送されました。
この部から、ジョジョの代名詞とも言える能力「スタンド」が登場し、物語は新たなステージへと突入します。
あらすじ:
舞台は1989年。第1部の宿敵DIOが、ジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取り、100年の時を経て海底から復活します。その影響で、ジョナサンの子孫たちにも異変が現れます。
第2部の主人公ジョセフ・ジョースターの孫であり、日本の高校生である空条承太郎にも、「スタンド」と呼ばれる守護霊のような能力が発現。しかし、DIOの呪縛は承太郎の母・ホリィにも及び、彼女は自身のスタンド能力に耐えきれず、命の危機に瀕してしまいます。
母を救うため、承太郎は祖父ジョセフ、そして仲間たちと共に、DIOがいるエジプトを目指す50日間の過酷な旅に出ることを決意します。
第3部の魅力は、なんと言っても「スタンド」を用いた多種多様なバトルです。単純なパワー勝負だけでなく、能力の特性を活かした頭脳戦や駆け引きが繰り広げられ、読者を飽きさせません。
「スタンド」は、持ち主の精神エネルギーが具現化したもので、それぞれが固有の形と特殊能力を持っています。
承太郎（スタープラチナ）、ジョセフ（ハーミットパープル）、花京院典明（ハイエロファントグリーン）、モハメド・アヴドゥル（マジシャンズレッド）、ジャン＝ピエール・ポルナレフ（シルバーチャリオッツ）、そして犬のイギー（ザ・フール）といった、個性豊かな仲間たちとの友情、絆、そして時に訪れる悲しい別れも、物語に深みを与えています。
そして、シリーズ最大の宿敵であるDIOとの最終決戦。彼のスタンド「ザ・ワールド」の恐るべき能力と、承太郎との死闘は、ジョジョ史上屈指の名場面と言えるでしょう
第1部から続くジョースター家とDIOとの因縁に、一つの大きな決着がつく重要な部であり、ここを見ずにジョジョを語ることはできません。
第4部 ダイヤモンドは砕けない
エジプトでのDIOとの死闘から10年以上の時が流れた1999年。第3部を見終えたら、物語の舞台は日本のM県S市杜王町（もりおうちょう）へと移ります。
2016年に全39話で放送された第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、これまでのシリーズとは少し趣が異なります。
あらすじ:
主人公は、リーゼントヘアーがトレードマークの高校生、東方仗助（ひがしかた じょうすけ）。彼はなんと、第2部の主人公ジョセフ・ジョースターが（不倫によって）もうけた隠し子でした。
仗助は、傷を治す能力を持つスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」の持ち主です。物語は、空条承太郎が祖父ジョセフの遺産整理のために杜王町を訪れ、仗助と出会うところから始まります。
第4部の最大の特徴は、第3部までの「世界を救うための旅」とは異なり、「身近な町（杜王町）に潜む脅威と戦う」というサスペンス色の強い作風です。 一見平和に見えるこの町には、スタンド能力を目覚めさせる力を持つ「弓と矢」が存在し、それによって生まれたスタンド使いたちが数多く潜んでいました。
個性的なキャラクターとスタンド:
仗助の仲間たちだけでなく、敵として登場するスタンド使いたちも非常に個性的です。音を操る音石明（レッド・ホット・チリ・ペッパー）、料理で体調を治すトニオ・トラサルディー（パール・ジャム）、ジャンケンで相手のスタンドを奪う大柳賢（ボーイ・II・マン）など、戦闘向きではないユニークなスタンドも多く登場し、日常と非日常が入り混じる独特の雰囲気を醸し出しています。
仗助は、同級生の広瀬康一（エコーズ）や虹村億泰（ザ・ハンド）、そして漫画家の岸辺露伴（ヘブンズ・ドアー）らと共に、町で起こる奇妙な事件を解決していくことになります。
最大の敵・吉良吉影
第4部の物語の核心となるのが、杜王町に潜む連続殺人鬼・吉良吉影（きら よしかげ）の存在です。
彼は「平穏な生活」を何よりも望む一方で、美しい手の女性を見ると殺害せずにはいられないという異常な性癖を持ち、その犯行を隠蔽するために爆弾を生み出すスタンド「キラークイーン」を使います。
仗助たちが、狡猾で用心深い吉良の正体を突き止め、追い詰めていく過程は、手に汗握るサスペンスそのものです。
第4部は、個性的なキャラクターたちの日常コメディと、いつ隣に殺人鬼がいるかわからない恐怖感が絶妙にミックスされた、ジョジョシリーズの中でも独特の魅力を持つ部です。
第5部 黄金の風
2018年から2019年にかけて全39話で放送された第5部「黄金の風」は、ギャング組織を舞台にしたスタイリッシュでシリアスな物語が展開されます。
あらすじ：
舞台は2001年のイタリア・ネアポリス。幼少期に心に傷を負い、街を牛耳るギャングに憧れを抱いたジョルノは、「ギャング・スター」になるという夢を抱いています。彼は、街に麻薬を流通させるギャング組織「パッショーネ」を内部から変えるため、組織の一員であるブローノ・ブチャラティと出会い、彼のチームに加わります。
ブチャラティチームが組織のボスから、ボスの娘トリッシュ・ウナを護衛し、ボスの元へ送り届けるよう命じられるところから大きく動き出します。しかし、その任務の過程で、チームはボスの非情な正体と真の目的を知り、組織を裏切ることを決意。正体不明のボスを倒し、組織を乗っ取るための、危険で壮絶な戦いが始まります。
主人公は、金髪に独特の髪型が特徴的な少年、ジョルノ・ジョバァーナ。彼の父親は、なんとジョースター家の宿敵DIO。しかしDIOがジョナサン・ジョースターの肉体を乗っ取っていたため、ジョルノはジョースター家の血も引いています。
彼のスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」は、物質に生命を与える能力を持っています。
ブチャラティ（スティッキィ・フィンガーズ）、レオーネ・アバッキオ（ムーディー・ブルース）、グイード・ミスタ（セックス・ピストルズ）、ナランチャ・ギルガ（エアロスミス）、パンナコッタ・フーゴ（パープル・ヘイズ）といった、それぞれが悲しい過去と熱い覚悟を持つ仲間たちと共に、ジョルノは組織の闇に立ち向かいます。
敵として登場する暗殺チームやボスの親衛隊とのスタンドバトルは、シリーズ屈指の過酷さと緊迫感を誇ります。 特に各キャラクターの決めポーズや名言は印象的で「覚悟とは！！暗闇の荒野に！！進むべき道を切り開くことだッ！」など、名セリフも多く登場します。
イタリアの美しい街並みを背景に繰り広げられる、美しくも残酷なギャングたちの物語は、多くのファンを虜にしました。
第6部 ストーンオーシャン
ジョジョの奇妙な冒険アニメシリーズ、現時点での最終章（2025年現在）となる第6部「ストーンオーシャン」です。
この部は、ジョースター家とDIOとの長きにわたる因縁の物語に、一つの大きな区切りをつける、非常に重要なシリーズとなっています。
あらすじ：
舞台は2011年のアメリカ・フロリダ州。主人公は、シリーズ初の女性主人公となる空条徐倫（くうじょう ジョリーン）。彼女は、第3部の主人公・空条承太郎の娘です。
徐倫は恋人とのドライブ中に起こした事故の濡れ衣を着せられ、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所（通称G.D. ST.刑務所）に収監されてしまい、そこから物語が展開します。
絶望的な状況の中、徐倫は父・承太郎から送られたペンダントの力で、自身の体を糸状に変化させるスタンド「ストーン・フリー」に目覚めます。面会に来た承太郎から、徐倫の収監がDIOの元部下であった謎の人物によって仕組まれた罠であることを知らされますが、その敵の襲撃により承太郎は瀕死の状態となり、スタンド能力と記憶を奪われてしまいます。
父を救うためと自らの無実を証明するため、徐倫は刑務所内で出会った仲間、エルメェス・コステロ（キッス）、フー・ファイターズ（F・F.）、ナルシソ・アナスイ（ダイバー・ダウン）らと共に、敵の正体とその目的を探り始めます。
第6部は、シリーズ第1期（第1部～第6部）の総決算的な位置づけともいわれる部です。
絶望的な状況でも決して諦めない主人公・徐倫の精神的な成長と、仲間たちとの絆が描かれます。刑務所という閉鎖された空間で繰り広げられる、奇妙で強力なスタンド使いたちとの戦いは、常に死と隣り合わせの緊張感に満ちています。
ジョースター家とDIO、そしてプッチ神父へと続く1世紀以上にわたる因縁の物語が、どのような結末を迎えるのかが見ものです。
特定の部からジョジョアニメを見始めるのは良い？
「好きな声優が出ている第5部から見たい」「話題になった第3部のスタンドバトルだけ見たい」など、特定の部から視聴を開始したいと考える方もいるでしょう。
確かに、ジョジョの各部は主人公や舞台が変わり、それぞれ独立した物語としてある程度は楽しめる場合もありますが、特定の部から見始めることは、ジョジョの奇妙な冒険という作品を最大限に楽しむ上では、あまりおすすめしません。
おすすめしない理由
例えば、第3部から見始めた場合、なぜ承太郎たちがDIOを倒さなければならないのか、その根本的な理由（第1部でのジョナサンとディオの関係、石仮面、DIOの復活など）が分かりません。
また、第2部の主人公ジョセフが第3部や第4部にも登場しますが、彼の若い頃の活躍や性格を知らなければ、そのキャラクターの深みや言動の意味を完全には理解できないでしょう。
ジョジョの魅力の一つは、世代を超えて受け継がれるジョースター家の血脈と、DIOとの百年にわたる因縁が生み出す壮大な物語にあります。
やはり、物語の伏線やキャラクターの関係性、シリーズのテーマなどを深く理解し、感動を最大限に味わいたければ、第1部から順番に視聴するのが最適でしょう。
ジョジョアニメシリーズを配信中のVODサービス比較
ジョジョの奇妙な冒険アニメシリーズを視聴するには、動画配信サービス（VOD）を利用するのが最も手軽で便利です。
現在、多くのVODサービスでジョジョシリーズが配信されていますが、サービスごとに月額料金、配信作品数、機能、無料期間などが異なります。
ここでは、ジョジョファンにおすすめの主要なVODサービスをピックアップし、その特徴を比較してみましょう。
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漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の読む順番
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」は、週刊少年ジャンプおよびウルトラジャンプで長期連載されている荒木飛呂彦先生のオリジナル作品であり、アニメシリーズの元となっています。
原作漫画を読む順番も、アニメシリーズと同様に発行された順番、つまり第1部から順に読んでいくのがベストです。物語の時系列に沿って読むことで、ジョースター家の壮大な歴史と、アニメでは描ききれなかった細かな描写や心理描写まで深く理解することができます。
原作漫画の各部は以下の通りです（2025年6月現在）。
- 第1部 ファントムブラッド (全5巻)
ジョナサンとディオの物語の始まり。 - 第2部 戦闘潮流 (全7巻)
ジョセフと柱の男たちとの戦い。 - 第3部 スターダストクルセイダース (全16巻)
承太郎たちのDIO討伐の旅。スタンド登場。 - 第4部 ダイヤモンドは砕けない (全19巻)
仗助と杜王町の物語。日常に潜むサスペンス。 - 第5部 黄金の風 (全17巻)
ジョルノとイタリアンギャングの物語。 - 第6部 ストーンオーシャン (全17巻)
徐倫とプッチ神父の戦い。ジョースター家とDIOの因縁の決着。 - 第7部 スティール・ボール・ラン (全24巻)
第6部までとは異なるパラレルワールド的な世界観。ジャイロとジョニィのアメリカ横断レース。スタンド能力も健在。 - 第8部 ジョジョリオン (全27巻)
第7部と同じ世界の杜王町が舞台。記憶喪失の青年・東方定助の物語。 - 第9部 ザ・ジョジョランズ (連載中)
第8部の十数年後のハワイが舞台。大富豪になることを目指す少年ジョディオ・ジョースターの物語。
アニメ化されているのは現在第6部までですが、原作漫画はその後も第7部、第8部、そして現在連載中の第9部へと続いています。特に第7部「スティール・ボール・ラン」以降は、これまでの世界とは異なるパラレルワールド的な舞台設定で、新たなジョースター家の物語が描かれています。
ジョジョの壮大な物語の変遷を理解するためにも、やはり第1部から順番に読むことを強くおすすめします。
ジョジョの奇妙な冒険 スピンオフ作品解説
「ジョジョの奇妙な冒険」の魅力は、本編の物語だけに留まりません。実は、本編のキャラクターたちを主役にした、魅力的なスピンオフ作品も数多く存在しています。これらの作品は、本編では描ききれなかったキャラクターの新たな一面や、語られなかった物語の裏側を知ることができます。
スピンオフを読むことで、ジョジョの世界をより深く、そして多角的に楽しめること間違いありません。ここでは、特に人気が高く、初心者の方にもおすすめしたいスピンオフ作品をいくつかご紹介します。
スピンオフ作品一覧
岸辺露伴は動かない
「岸辺露伴は動かない」は、第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する人気キャラクター、天才漫画家の岸辺露伴が主人公の短編シリーズです。この物語は、露伴が漫画のネタ集めのために訪れた先で遭遇する、奇妙で不可思議な出来事を描いています。
彼のスタンド能力「ヘブンズ・ドアー」は、相手を本にしてその記憶や性格を読んだり、書き込みを加えることで行動を操ったりできる非常に強力な能力です。しかし、このシリーズでは派手なバトルよりも、じわじわと恐怖が迫ってくるようなサスペンスやホラー要素の強い物語が中心となっています。
このシリーズは、短編小説やアニメ、さらには実写ドラマ化もされるなど、非常に高い人気を誇っています。
各話が独立した物語になっているため、気軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。
恥知らずのパープルヘイズ
「恥知らずのパープルヘイズ」は、第5部「黄金の風」のその後を描いたスピンオフ小説です。
この物語の主役は、本編の途中で組織を裏切ったパンナコッタ・フーゴ。なぜ彼は主人公ジョルノたちと袂を分かつことになったのか、そしてその後どうなったのか、多くのファンが気になっていた部分に光を当てる作品です。
あらすじ：
物語は、ジョルノがギャング組織「パッショーネ」の新たなボスとなった後、フーゴに与えられたある「任務」を軸に進んでいきます。それは、組織を脅かす存在となった麻薬チームを壊滅させること。この任務を通して、フーゴは自身の過去や弱さと向き合い、精神的に大きく成長していくことになります。
本編では描ききれなかった彼の葛藤や苦悩、そして仲間への想いが丁寧に描かれており、フーゴというキャラクターをより深く理解することができます。
フーゴの強力すぎるスタンド「パープルヘイズ」が、新たな敵スタンド使いたちを相手に大暴れします。本編ではあまり活躍の機会がなかったパープルヘイズの恐ろしい能力が存分に発揮されており、手に汗握る戦闘シーンは必見です。
“The Book” JoJo’s Bizarre Adventure 4th Another Day
「“The Book” JoJo’s Bizarre Adventure 4th Another Day」は、第4部「ダイヤモンドは砕けない」の後の物語を描いたスピンオフ小説です。この小説は、本編の主人公である東方仗助たちだけでなく、仗助の祖父の代からの因縁や、新たなスタンド使いが登場するオリジナルストーリーが展開されます。
作者は「GOTH」や「ZOO」などで知られる人気ミステリー作家の乙一先生です。
杜王町に現れた謎の「本」を巡って、仗助や広瀬康一、岸辺露伴といったおなじみのキャラクターたちが事件の謎を追っていきます。本編の雰囲気はそのままに、よりサスペンス色の強い物語が楽しめます。
第4部のキャラクターたちが好きな方や、少し違った切り口でジョジョの世界を楽しみたい方におすすめです。
ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋
「ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・Dの悪霊的失恋」は、第3部「スターダストクルセイダース」と第4部「ダイヤモンドは砕けない」の間を描いたスピンオフ小説です。
この物語は、第4部の主人公である東方仗助が、幼少期になぜ高熱を出して生死の境をさまよったのか、その原因となった出来事を明らかにします。
あらすじ：
物語の中心となるのは、なんと第3部で承太郎たちの敵だったホル・ホースと、第4部に登場するオウムの予言者（スタンド使い）です。舞台はエジプトから杜王町へと移り、ホル・ホースがかつてのDIOの部下を追って日本へやってくるところから物語が始まります。そこで彼は、仗助を救うために奔走する高校時代の東方朋子（仗助の母）と出会い、奇妙な事件に巻き込まれていきます。
この小説では、第4部の冒頭で語られた仗助の過去の謎が解き明かされます。また、敵役だったホル・ホースの意外な一面や人間的な魅力が描かれているのも大きな見どころです。
第3部と第4部の両方を見た後に読むと、物語のつながりがより深く理解できるでしょう。
ジョジョの奇妙な冒険の視聴順番に関するよくある質問
ここでは、ジョジョの世界をさらに深く楽しむための、よくある質問とその回答をまとめました
ジョジョの奇妙な冒険・視聴順番のよくある質問
ジョジョはどの部から見ても問題なく楽しめる？
『ジョジョの奇妙な冒険』は、各部ごとに主人公や舞台、物語が独立しているため、興味のある部から見始めても十分楽しめます。
ただし、各部には共通する世界観や、キャラクターの繋がり、前作の要素を受け継ぐ展開が多々あります。
シリーズ全体の流れやキャラクター同士の関係性をより深く理解し、感動や楽しさをより実感したい場合は、第1部『ファントムブラッド』から順番に見ることをおすすめします。
スピンオフ「 岸辺露伴は動かない」はどのタイミングで見るべき？
このスピンオフ作品を楽しむ最適なタイミングは、やはり原作漫画またはアニメで第4部「ダイヤモンドは砕けない」を読了・視聴した後です。
なぜなら、主人公である岸辺露伴の性格（非常に傲慢だがプロ意識は高い）、スタンド能力「ヘブンズ・ドアー」（相手を本にして記憶や情報を読み取る）、そして彼が住む杜王町という舞台設定などを理解している方が、物語をより深く、そして面白く感じられるでしょう。
他のジョジョスピンオフ作品を読む順番は？
スピンオフ作品を読む順番に厳密なルールはありませんが、基本的には、そのスピンオフが関連している本編の部を読了・視聴した後に読むのがおすすめです。
スピンオフ作品は、それぞれ本編の特定の部やキャラクターに関連していることが多いです。本編を視聴した後に読むことで、登場人物の背景や設定、物語の細かなつながりをしっかり理解でき、スピンオフならではの魅力や新たな発見をより一層味わうことができます。
もちろん、気になる作品から手に取っても問題ありませんが、より深い理解と感動を得たい方にはこの順番をおすすめします
ジョジョの奇妙な冒険 アニメシリーズ視聴順序まとめ
本記事では、「ジョジョの奇妙な冒険」アニメシリーズの最適な視聴順序について、各部の見どころや関連情報と合わせて詳しく解説してきました。
結論をまとめると、ジョジョのアニメシリーズは、放送された順番で第1部「ファントムブラッド」から第6部「ストーンオーシャン」まで、物語の時系列に沿って視聴することです。
この順番であれば、世代を超えて受け継がれるジョースター家の壮大な物語、宿敵DIOとの因縁、そして「人間讃歌」というシリーズのテーマを深く理解し、キャラクターへの感情移入や伏線回収のカタルシスを余すことなく味わうことができます。
途中から見てもある程度は楽しめますが、物語の全貌とその深遠な魅力を知るためには、やはり放送順での視聴が不可欠と言えるでしょう。
ジョジョのアニメシリーズは、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVをはじめとする多くの動画配信サービスで手軽に視聴することが可能です。
このガイドが、あなたの「ジョジョの奇妙な冒険」への旅を、より豊かで素晴らしいものにするための一助となれば幸いです。
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